志免町議会 > 2021-03-08 >
03月08日-02号

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  1. 志免町議会 2021-03-08
    03月08日-02号


    取得元: 志免町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-18
    令和 3年第2回 3月定例会1 議 事 日 程(第2号)   (令和3年第2回志免町議会定例会)                                    令和3年3月8日                                    午 前 10 時 開議                                    於   議   場 日程第1 動議(議長不信任案について) 日程第2 一般質問令和3年第2回(3月)定例会一般質問通告書番号質 問 者件    名要旨・質問内容質問の相手1稲 永 隆 義1.町の計画や条例等の住民への周知について。(1) 町の最高位の計画である総合計画でさえも「何、それ。」と知らない人が殆どで、行政からは色んな場面で「ホームページには載せている。」との答弁が多い。   行政の住民への周知というテーマは地方自治の永遠のテーマであり、すぐに解決するのは難しいが、地方自治の本旨に基づき、諦めずに熱意を持って周知に取り組んで頂きたい。  ①第6次総合計画。   ⅰ.閲覧のために配布するだけか。     各小中学校で紹介して頂いたり、教材として使って頂いたり、学校の図書館に置いて読んでもらうのも良いと考えるが。  ②第2次志免町男女共同参画後期行動計画。   ⅰ.計画の冊子の作成経費は。   ⅱ.冊子の作成部数は。   ⅲ.どこに何冊配布したか。   ⅳ.閲覧のために配布するだけか。  ③ホームページについて。   ⅰ.2021年1月1日の志免町の全戸数は。   ⅱ.そのうちWi-Fi環境のある戸数は。   ⅲ.昨年のホームページへのアクセス数(月平均)は。     GIGAスクール構想で子ども一人一台端末が実現した。     子どもたちのアクセスも増えると考えられるし、アクセスが増えるように、子ども向けのコンテンツのページの作成等も面白いと考える。  ④回覧板について。   ⅰ.回覧板が回っている戸数を把握しているか。     回覧板にパンフレット等の差し込みは地味だが有効と思うが。活用を。  ⑤志免広報について。
      ⅰ.計画や条例等を周知する記事が少ないと思うが。     ページ不足や記事が締め切りに間に合わない時は、差し込みも有効と考える。  ⑥パブリックコメントについて。   パブリックコメントは多くて3件くらい。設問が難しすぎるのではないか。工夫を。また、子どもたちに参加してもらうのも面白いのではないかと考える。町長 教育長2.男女共同参画について。(1) 志免町の防災会議の女性委員数は、政府が求める30%以上を達成している。防災会議を開催している地方自治体のうち達成しているのは1.8%との新聞報道があった。前向きになれる。これを機に、男女共同参画における先進自治体を目指そう。  ①防災会議の委員数は何名。そのうち女性の委員数は。  ②どのような方々か。  ③いつから30%以上を達成したか。   (国は平成17年に2020年30%を目標とした。過去の一般質問に女性委員の登用や、30%以上達成すべしと国へ意見書の提出もしてある。)  ④昨年の防災会議の活動は。   令和2年3月改定の志免町地域防災計画にこの方々の意見は反映されているか。  ⑤防災会議以外の審議会及び委員会等の女性委員の占める割合は。町長3.町道の管理と保全について。(1) 最近町道の傷みが大きくなってきているし、区画線の消えた所も多い。道路関連予算は類似団体比較及び、近隣町と比較しても低い。計画的な保全が必要だし予算の増額が必要と考える。  ①志免町の町道の総延長は何キロメートルか。  ②町道の点検はどのように実施しているか。体制や頻度等。  ③補修が必要な町道は何キロメートルくらいか。  ④舗装した場合、キロメートル当たりいくらか。  ⑤この10年、一般会計に占める道路管理費はどのように推移しているか。  ⑥⑤を近隣町と比較するとどのようになっているか。町長2牛 房 良 嗣1.コロナは2年、英語は一生。   令和2年12月実施の「英語教育実施状況調査」において、志免町の中学3年生徒は到達目標50%以上の54.5%を達成。   一挙に全国トップグループへの快挙。   関連事項への質問。(1) 「英語教育実施状況調査」についての概要。  ①平成25年6月、閣議決定の概要。 (2) 平成25年12月~令和元年12月(7年間)の到達目標、達成状況の推移。  ①全国平均、福岡市、志免町の推移。   志免町の長期低迷の理由は何か。 (3) 令和2年12月調査  志免町中学3年生徒の到達状況。  ①54.5%達成、県教育委員会への報告数値。 (4) 真価を問われる令和3年度100%全員合格への私の提言。  ①ALTの増員、英語教育支援隊10名を町民より募集。   幼児、児童、生徒の英語学習支援を。  ②英語学習時間を増やし階層別学習を。  ③英検受験料支援 中学校英語教師、小学校教師、中学1~3年の生徒。  ④英語力の向上が志免町を変える。   ⅰ.生徒一人一人が自信と努力の大切さを体得、学力向上へ(先生、生徒)が明るく共に元気になる。   ⅱ.若い世代の転入・定住の希望の町へ。   ⅲ.外国人の転入・定住の国際都市へ。町長 教育長3丸 山 卓 嗣1.「まちづくり」について。(1) 福岡市との連携、志免町の方向性について。  ①福岡市の高島市長は、「福岡市に限定することなく広域的に地域発展を考えていく」との見解を示されているが、志免町として福岡市との連携についての考えは。  ②志免町は福岡市に対してどのようなアプローチをしているのか。また、今後はどのようにアプローチしていくのか。(例えば、都市高速や地下鉄の延伸、モノレールなど)  ③過去の歴史や経緯を踏まえ、糟屋郡内における市町村合併について。  ④過去の歴史や経緯を踏まえ、福岡市との市町村合併について。  ⑤定住化促進の取り組みについて。  ⑥志免町単独で市を目指す考えは。  ⑦単独で市になった場合に考えられるメリット・デメリットは。町長(2) 教育特区志免町を目指して。  ①教育特区を発信し、スーパーベッドタウン構想を立ち上げてみては。   (教育に特化したまちづくり、小中一貫校の導入を軸に教育改革を)  ②『教育』というテーマ以外で、何か特色あるまちづくりを検討されているか。  ③余裕教室の利用促進について、今まで検討されたことはあるか。  ④余裕教室の利用促進についてのメリット・デメリットについて。  ⑤学校教育と社会教育の充実、一体改革について。学校開放化・複合化の推進についての考えは。町長 教育長(3) 交通インフラ整備について。  ①まちづくりに交通インフラ整備は欠かせない。今後の中長期的なビジョンは。  ②交通インフラ整備における福岡市との連携は。  ③福祉巡回バスコミュニティバス化について、その後の経過と課題は。町長4大 西   勇1.感染予防(1) 小児ワクチンの再接種費用の助成制度導入について。  ①現在行われている定期予防接種の種類と接種の回数は最高で何回行っているのか。  ②定期予防接種は何歳まで受けられるのか。  ③ヒトパピローマウイルス感染症の接種状況。  ④定期予防接種の過去3ヶ年の単年ごとの状況(人数と総額)。  ⑤この費用について国、県の負担はどうなっているのか。  ⑥小児がん等の治療で骨髄移植を受けた子どもは接種済みの抗体が失われ、「再接種」が必要となるが、そのような子供の人数及び増減について(過去3年間)。  ⑦再接種の必要な理由、ワクチンの効果が期待できなくなることについて医学的な説明(簡潔に)。  ⑧接種対象年齢までに接種できなかった場合には長期療養制度があるがその制度の内容。  ⑨定期接種した後の「再接種」は全額自己負担となっているがその金額はどのくらいになるのか。  ⑩昨年、県に於いては、助成制度が創設され、制度を導入している市町村に対して補助する事業が始まったが、その制度の内容。  ⑪この制度については、すでに他の自治体で取り組んでいるところもある。わが町も早急に導入し、家庭の負担を少しでも軽減し、病気と闘っている子どもたちや、せっかく助かった小さな命に寄り添い、何より子どもの命と健康を守る「予防医療」への取組みが強化されることを要望し、町長の決意を問う。町長2 出席議員は次のとおりである(14名)  1番  稲 永 隆 義              2番  岩 下 多 絵  3番  亀 崎 大 介              4番  木 村 俊 次  5番  小 森 弘 美              6番  藤 瀬 康 司  7番  丸 山 卓 嗣              8番  安河内 信 宏  9番  大 熊 則 雄              10番  丸 山 真智子  11番  牛 房 良 嗣              12番  大 西   勇  13番  古 庄 信一郎              14番  末 藤 省 三3 欠席議員は次のとおりである(0名)  4 職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名(2名)  議会事務局長  石 津 吉 章          書記      平 山 聡 彦  5 地方自治法第121条により説明のため出席した者の職氏名(21名)  町長      世 利 良 末          副町長     丸 山 孝 雄  教育長     金 子 眞 恵          会計管理者   牛 房 大 和  総務課長    内 野 克 志          まちの魅力推進課長                                   高 山 真佐子  経営企画課長  篠 原 優 人          税務課長    前 田 憲一郎  住民課長    塩 崎 幸 恵          福祉課長    本 田 真由美  福祉課参事   今長谷 智 子          健康課長    徳 永 康 國  子育て支援課長 藤 野 和 博          生活安全課長  太 田 成 洋  都市整備課長  砥 上 敏 之          上下水道課長  圓能寺 豊 博  学校教育課長  池 松 貴 恵          学校教育課参事 吉 冨 哲 哉  社会教育課長  安 楽   実          総務課長補佐  二 村 研 司  経営企画課長補佐米 澤   大            ~~~~~~~~~~~~~~~~              開議 午前10時00分 ○議長(丸山真智子君) おはようございます。   これより本日の会議を開きます。            ~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 動議(議長不信任案について) ○議長(丸山真智子君) 日程第1、動議(議長不信任案について)を議題といたします。   本件は、自己に関する事件ですので、ここで副議長と交代いたします。              〔議長交代〕 ○副議長(牛房良嗣君) 本件につきましては、丸山議長は地方自治法第117条の規定に該当し、除斥されますので退場を求めます。              〔議長 丸山真智子君 退場〕 ○副議長(牛房良嗣君) 本動議の提出者より説明を求めます。   古庄議員。 ◆13番(古庄信一郎君) 丸山議長の不信任案提案の理由について申し上げます。   令和元年4月の志免町議会選挙において、議員定数14名の半数7名の新人議員が当選され、丸山議員が誕生し、2年が過ぎ、折り返しの2年を迎えました。振り返ってみますと、この2年間の議会運営は、予算の撤回、削減や審査の停滞、行政の不信感ほか、混乱続きでありました。その大きな要因の一つに、行政の議会対応のまずさもありますが、行政と議会を円滑に取り持ち、地方自治運営の二元代表制、それぞれの責務をしっかり果たせる環境づくりをする立場の丸山議長の議会運営のまずさ、議長としての資質のなさから起こったと言っても過言ではありません。   そして、そのことが如実に表れたのが、昨年11月臨時議会後、今日まで続いている学校教育課所管プロポーザル方式での電子黒板入札問題の対応であります。この問題は、単に議会運営だけでなく、議会の威厳と責務の放棄、そして法律違反を容認したとも取られる重大な事件で、このような議会の状態で残り2年間、議会運営がなされ、混乱が続くことは、町民の負託を受けた議員、そして議会として、町民の皆さんに申し開きができません。この2年間の問題点を振り返り、議長職としての責務をなし得ていないことを指摘し、丸山議長の不信任案提案の理由といたします。   少し長くなりますが、事実をしっかり認識いただき、考えていただきたいとの思いからの発言とお許しください。   まず、丸山議長には、副議長時代、平成28年12月議会、そして平成30年9月議会でも不信任案が提出され、いずれも否決されましたが、その後の御自身の議会活動広報に、否決をされ自分の正しさが証明されたとのコメントが掲載されました。火のない所に煙は立たず、非難されていることは何が問題なのか、真摯に、謙虚に考え、その後の行動に生かす、これが志免議会を代表する議長の補佐、副議長の姿であろうと思いますが、その後、全く自戒も反省もなく、ゆえに今日の混乱状況を招くのは必然であります。   細かなことは申しませんが、客観的事実をもって申し上げます。皆さん、振り返ってみてください。議長就任の令和元年6月議会、某一議員の一般質問は、国の所管する事業でも何でもできる旨の発言を議長は容認し、肯定し、何でもやってよい発言で、後の9月議会まで混乱いたしました。その9月議会では、予算常任委員会で審査をしている事項を、何の報告も了解もなく、全員協議会で唐突に報告させる暴挙、また某案件についても、所管課と委員会との約束事を不履行したことに対して、委員会が紛糾、それまで何度となく委員会から要請した議会対応の改善にもかかわらず、繰り返される議会軽視に業を煮やし、断腸の思いで、初めて委員会審査の拒否を行いました。議長は、その趣旨を全く理解せず、行政との仲介や解決への汗もかかず、挙げ句の果て、このような行動は町民のためにならないと暴言を発言いたしました。黙って行政の言うことを聞けということか、それこそ町民のためにならない本末転倒であり、議長失格であります。   これら一連への謝罪を議会最終日に町長、議長に求め、謝罪を受けましたが、これがまた全く問題の本質からずれた内容の謝罪で、とても看過できることではなく、やむなく委員長報告を拒否し、予算議案が流れ、後日、臨時議会が開催され、再度、町長、議長の謝罪答弁をもって予算を議決いたしました。謝罪が議会報に掲載され、後に、西日本新聞にも掲載されました。この議長の謝罪の中で、議長としての立場で執行部に厳正に対処しなかったことの謝罪と、近年、予算の修正等や資料、説明不足が続いており、今後は、委員長、副委員長とコミュニケーションを密に取りながら議長としての役割を果たすと明確に述べているにもかかわらず、その後、このことはほとんど果たされずに混乱が続いている状況であります。   翌12月議会では、志免町における長年の重要な案件である篠栗町でのRDFごみ焼却問題について、組合加入ほか、しっかり要請なり、対応しなければならない問題ですが、これまた長期にわたり全く報告もない状態で、唐突に全協で報告を受け付け、その対応について、議運との認識のずれで混乱をいたしました。また、対外的な対応も、志免町の代表である議長としての職責を果たしていません。   次に、令和2年6月議会では、一般質問に対する議長の指導力のなさに苦言を呈しました。そして、続く9月議会では、総合計画に対する議長と議運委員長の認識のずれ、そして審査、報告での混乱、最終日には、予算撤回、予算削除、弓道場、福祉バス、学校プール問題等を抱え、議会延長を行う大変な議会なのに、個人のフェイスブックに議会の苦渋の状況を他人事のように掲載していることに苦言を呈しました。フェイスブックには、議会審査の資料を載せたり、個人と議長のパフォーマンスを混同し、疑問視する議員も多いのです。これも議長としての公平性を欠いた言動で、本末転倒であります。   そして、冒頭申し上げました昨年11月30日の臨時議会から、12月の本会議、先般2月1日の予算常任委員会までの一連の電子黒板のプロポーザル方式での入札問題への対応です。11月30日の総務文教委員会での紛糾した審査経過は、予算常任委員長報告で述べたとおりですが、その収拾方法について、議長、総務文教委員長から、どうしたらよいだろうかと、安河内予算副委員長同席の場で、私に相談を投げかけられ、当日中の採決が必須条件であるならば、組織の長、つまり町長か教育長が、紛糾し、混乱している状況を醸した責任として、給与の減額をもって予算の採択を要請することも一案ではと助言をし、ありがとうございましたと感謝の言葉を述べた足で執行部と折衝し、12月議会に減額を上程すると総務文教委員会で教育長が述べ、それをもって総務文教委員会、本会議で電子黒板の入札議案は可決をいたしました。しかし、何とその4日後開催された12月本議会最終日前日の総務文教委員会で、何の前触れもなく、相談もなく、教育長給与2か月の10%減額の議案が、私を除く全員反対で否決され、翌日の本会議で賛成議員3名の少数で否決をされました。4日前の委員会で何をもって合意したのか。その採択は一体何だったのか。議会の意として問題がある入札結果だが、教育長給与減額をもって委員会、本会議で採択した、その舌の根も乾かぬうちに、今度も議会がこの減額議案を、自ら真逆の否決をする。自分の頭に唾をかけるようなもので、志免町議会建制史上、最大の暴挙が行われる結果となりました。   議長は、否決をすることを事前に報告を受けていたにもかかわらず、何ら対応せず、まして相談を持ちかけた私たちにも一切一言もなく、秘密裏に進められました。常識では考えられないことです。仮に否決をするのであれば、あれだけ紛糾し、疑惑や問題が指摘され、解決もしていない案件ならば、減額議案の上程を伸ばし、これらの真相をしっかり審議するとか、議員同士の議論を喚起するとか、何らかの対応をすべきで、完全秘密裏に行われたことは大問題であり、容認した議長の責任は大であります。言葉を変えると、私たちは、議長にだまされたことになります。   そして、その翌日、西日本新聞朝刊にこのことが掲載され、このことを見て愕然といたしました。記事は、臨時会当日、教育長に自発的な減給を促した丸山議長は、一部議員が強く疑義を唱え、委員会審査が全く進まない状況に陥っていた。審査や採決には教育長の謝罪と減給が必要という一部議員の意向に沿ったもので、誤った対応だったと述べたと掲載されています。何度も言いますが、この記事の真意は別として、火のない所に煙は立たずであります。事業に疑惑、問題があれば、審議するのは議員としての責務であります。その行為が、行政側の不適格で曖昧な答弁によって紛糾している状態を何とか解決させようと懇願し、感謝しておきながら、一部の意向に沿ったもので本意ではない旨のこの発言、冒頭から何度も申し上げているように、自己中心、自分さえよければの性格、資質の持ち主で、平等と融和、公平をもって議会を導く議長としての資質は全くありません。   また、このような記事が掲載されることで、町民はもとより、他自治体議員からも、志免町議会の品位を疑う声もあり、このような結果になったのも、何の思慮も考えもなく、軽々に発言する議長の責任は大であります。また、誤った対応だったのならば、どう責任を取るのか。疑義を唱えた一部議員が悪いのか。疑義なり問題点を追及している議員は、チェック機関としての議会の責務を忠実に全うしているわけで、擁護するのが議長の役目ではないのか。一部議員がさも悪いとの印象を与える発言には怒りさえ覚えます。   そして、疑惑なり、疑義、問題点が指摘されたのであれば、それを追及し、審査するのが議会の責務であるのに、議長として全く何の行動もせず、何かあったかのような空々しい姿、新聞掲載後も、取材経過説明も、ましてや議長としての所見も弁解も謝罪も全くない。少なくとも、志免町議会の混乱の記事であります。私は間違っていないという自己中心的判断から、そのような行動ができるのです。   これらのことから、教育長給与減額議案が否決された結果、議長もこの入札問題は解決済みとの認識になっているのであろう、言語道断であります。私は、このような暴挙が前例となれば、議案を通すとして執行部に給与減額を先に表明させ、その議会で数の論理でこの減額を否決するとの密約がまかり通る恐ろしい自治体運営が想定をされます。丸山議長が厚生建設常任委員長のとき、工事建設事業に関して似たようなケースがあり、丸山委員長を追及したことを思い出します。私は、今回の事件を形骸化してはならないとの思いから、予算常任委員会で即審査をすべきと12月議会以降の閉会中の審査事項にいたしました。そして、その審査を、まさに町長、副町長、教育長ほか、所管課と進めている委員会で、何と議長は、急に発言を求め、総務文教委員会でした同じことを繰り返しているではないかとの、審査の進行に欠かせない大事な議論をしているのに、全く別次元からクレームをつけ、他委員も、なぜ今と、顔を背ける事態となり、急遽、町長以下、皆さんに退席を求め、議長のフォローになりました。   このことからも、議論の本来を理解する能力と現状把握力に欠け、チェック機関の長としてあってはならない執行部を援助するための行動としか思えず、過去の議長の言動をひもとくと、執行部擁護に偏った言動が目につき、このことからも、中立公平を求められる議長としての資質に欠けていると言わざるを得ません。この問題は、国からの補助金で展開している事業で、入札について、法を仮に逸脱する対応がなされていたならば、会計検査院からの指摘を受け、補助金返還請求の対象となってもおかしくない事例であります。それだけ重要な案件ですが、全くその概念もない。議長は、二元代表制の一方の議会の代表であり、自治体の首長と並んで町の代表であります。ゆえに、その資質は、議員の範として、また議会の責務をしっかり果たすためにも、中立性と尊厳性を持たねばなりません。しかし、この2年間における議長の言動、議会運営は、るる申し上げてきた事例でもお分かりのように、是々非々、チェック機関としての議会の姿から外れてきました。これらは、本会議の中で、その都度、堂々と指摘し、意見具申をしてまいりましたが、全く反省されず、結果、常に議会が混乱する事態となっています。チェック機関の議会の責務を忘れ、行政にこびするような議会になりつつある姿に危機感を抱き、この状態のまま、残り2年間、議会運営を任せることは到底容認できることではありません。よって、議長職を辞され、次の時代の適任者にその任を委ねられることを切に願い、その後押し、実現のために、皆さんの英断に期待を申し上げ、丸山議長不信任案の提案理由といたします。 ○副議長(牛房良嗣君) ただいまの説明に対する質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(牛房良嗣君) 質疑なしと認めます。   次に、議長不信任案に対する討論を行います。   議長不信任案に反対する討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(牛房良嗣君) 討論なしと認めます。   次に、議長不信任案に対する賛成の討論はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(牛房良嗣君) 討論なしと認めます。   これより議長不信任案の採決をいたします。   採決は無記名投票で行います。   投票は〇×をもって投票の意思を表してください。   念のために申し上げます。   議長不信任案に賛成の方は〇、議長不信任案に反対の方は×。   白票は否とします。   これより投票を行います。   議場の出入口を閉めてください。              〔議場閉鎖〕 ○副議長(牛房良嗣君) ただいまの出席議員は議長を除き12名です。   会議規則第32条第2項の規定により、立会人に6番藤瀬議員、12番大西議員を指名します。   立会人に投票箱の点検をお願いします。              〔投票箱点検〕 ○副議長(牛房良嗣君) 投票用紙を配付いたします。              〔投票用紙配付〕 ○副議長(牛房良嗣君) 配付漏れはありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(牛房良嗣君) 配付漏れなしと認めます。   ただいまから投票を行います。   1番議員から順番に投票をお願いします。              〔投  票〕 ○副議長(牛房良嗣君) 投票漏れはありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(牛房良嗣君) 投票漏れなしと認め、投票を終わります。   それでは、開票いたします。   立会人の立会いをお願いします。              〔開  票〕 ○副議長(牛房良嗣君) 開票の結果を報告いたします。   投票総数 12票   有効投票 12票   有効投票のうち  賛成 3票  反対 9票   以上のとおり賛成が少数です。したがって、議長不信任案は否決されました。   議場の出入口をお開きいたしたいと思います。              〔議場開鎖〕 ○副議長(牛房良嗣君) ここで丸山議長の入場を求めます。              〔議長 丸山真智子君 入場〕 ○副議長(牛房良嗣君) 本件はこれで終了しましたので、議長を交代します。   御協力ありがとうございました。   議長、どうぞ。              〔議長交代〕 ○議長(丸山真智子君) 一般質問に入る前に報告がございます。   本日ではありませんが、3月11日は、平成23年に発生しました東日本大震災において、多くの貴い命が失われました。亡くなられた方々に心より哀悼の意を表し、御冥福をお祈りしたいと思います。また、国からの通知もあり、当日の3月11日の午後2時46分の庁舎内放送により、東日本大震災10周年追悼式の弔意を表明し、被災者の方々の御冥福をお祈りする1分間の黙祷をささげることになっております。皆様の御協力をお願いいたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第2 一般質問 ○議長(丸山真智子君) それでは、一般質問を行います。   順番に発言を許します。   1番稲永議員。質問時間30分です。   稲永議員。 ◆1番(稲永隆義君) 改めまして、おはようございます。   通告に従いまして一般質問を行います。   先ほど、議長も述べられましたけど、今週木曜日11日は、東日本大震災から早いもので10年目となります。あの日、あのとき、自分がどこにいて、何をしていたか、鮮明に覚えておられる方も多いのではないかと思います。犠牲になられた方々に心からお悔やみを申し上げますとともに、一日も早い復興を祈念いたします。   それでは、質問に入ります。   第1項目めは、町の計画や条例等の住民への周知について。   志免町には、総合計画を最高位として、非常にたくさんの計画及び条例があります。その最高位の総合計画でさえも、何それと知らない人がほとんどで、行政からはいろんな場面で、ホームページには載せているとの答弁が多くあります。また、行政の住民への周知というテーマは、地方自治の永遠のテーマであり、すぐに解決するのは難しいが、地方自治の本旨に基づき、諦めずに熱意を持って取り組んでいただきたいとの趣旨で質問いたします。   私は、役場、そして役場の職員の方々とお付き合いをして、ほぼ2年になります。私の感想は、役場、役場の職員の方々は控え目で礼儀正しく、そしてある意味、骨董品屋さんのようなところがあるなというものです。骨董品屋さんは、お客さんに聞かれるまで話しかけず、お客さんに聞かれて、こんなものもありますよ、お客さんと品物を出してくるイメージがあります。趣味ではないので、実際には入ったことはありませんが、行政もこれに似たところがあり、例えば朝行くと、委員会室の机の上に、防災計画の立派な冊子がそっと置いてあったり、課の窓口に質問に行くと、こんな計画もありますと出してこられたこともありました。志免町はすばらしい条例をたくさん持っています。もう少し宣伝してもいいのにな、もったいないといつも思います。   総合計画を最高位とした各計画は、5年後、10年後の志免町の目指すべき姿と、それをどのようにして達成ていくかを示すものであります。言い換えると、行政のリーダーシップの根幹であると考えます。作成した計画や条例が町民の皆さんと共有されず、ほこりにまみれているようでは、行政のリーダーシップが問われると考えますが、町長の見解をお伺いいたします。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 今、稲永議員が言われますように、町民の皆さん方に役場の情報をいかにお届けするかというのが、非常に以前から、過去においても非常に難しい問題だというふうに思っております。いろんな手だてで町民の皆さん方に報告をいたしておりますが、興味のある、いろんな意味で住民の方には御質問があったりするわけですが、広く町民の方々に大きなことを、いろんな意味で幅広いことを紹介するというのが、議員が言われますように、大変苦慮しているところでございます。現在は、ホームページ等でかなり周知を図っておりますが、それでも周知の状況等はかなり難しい状況でございます。今後もしっかりとそういったものを踏まえて、住民の方にいかに情報を提供するかということを取り組んでいきたいというふうに思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 稲永議員。 ◆1番(稲永隆義君) 情報を伝えるということとは別に、町をどうしていくか、どのような10年後、第6次総合計画もそうですけど、それを町民の皆さんと共有していくという方法、情報はいろいろ知りたいときに確認できるように、ホームページでもできますけれども、計画と条例とか、それをいかに町民の皆さんと共有していくかということを一番聞きたいところであります。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 志免町の将来像といいますか、町民の皆さん方に、10年後、20年後、町の将来像につきまして、いろんな意味で、ワークショップをしたり、いろんな場において説明をしたり行っておりますが、なかなか周知の、4万6,000人の皆さん方にその周知を図るのは非常に難しいことでございますが、しかしながら、今言われますように、町の将来像について、町民の皆さん方とともに共有することが非常に大事だというふうな思いはございます。これからしっかりそういったものを踏まえて、今後、いろんなある議員が提案されましたLINE等も使いながら、しっかりと町民の皆さん方に情報提供をしていきたいというふうに思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 稲永議員。 ◆1番(稲永隆義君) 具体的にお聞きいたします。   第6次総合計画、これは策定中でございますので、第5次総合計画の作成経費と作成部数、そしてどこに何冊ほど配付されたかをお聞きしたいと思います。 ○議長(丸山真智子君) 篠原課長。 ◎経営企画課長(篠原優人君) それでは、第5次総合計画についてお話しさせていただきます。   策定経費としましては、平成21年、22年、2年間かけまして、トータルで2,058万7,627円となっております。   配付の冊数なんですけども、公共施設とか公民館への設置、また審議会委員、また研究会委員などの策定に携わっていただいた方への配付等で395冊配付しております。また、ダイジェスト版につきましては、広報の配達に併せて全戸配布を行っております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 稲永議員。
    ◆1番(稲永隆義君) 作成されたのは何部数ですか。冊子の数です。 ○議長(丸山真智子君) 篠原経営企画課長。 ◎経営企画課長(篠原優人君) 第5次総合計画では1,000冊作成しております。 ○議長(丸山真智子君) 稲永議員。 ◆1番(稲永隆義君) 今回といいますか、第6次総合計画もほぼ同じぐらいの予定でございますか。 ○議長(丸山真智子君) 稲永議員、予算の中でそういうのも出てきますので、今度。 ◆1番(稲永隆義君) 予算ではなくて、大体の数でいいんです。 ○議長(丸山真智子君) 部数ですか。   篠原経営企画課長。 ◎経営企画課長(篠原優人君) 予定では600冊を予定しております。すいません。先ほど、ちょっと私の説明が不足しておりまして、まず第5次総合計画なんですけども、前期の計画のときが1,000冊でございます。そして、後期の計画は500冊となっております。   以上です。 ○議長(丸山真智子君) 稲永議員。 ◆1番(稲永隆義君) とすれば、1冊、私は民間の会社へ行っとりましたから、原価計算というのが頭にすぐに来るんですけれども、1冊4万円ぐらいで、大体それぐらいのものと思っていいですか。 ○議長(丸山真智子君) 篠原経営企画課長。 ◎経営企画課長(篠原優人君) すいません。1冊当たり幾らという計算をしたことがございませんけど、そのような形になると思いますが、この経費としましては、主に策定支援業務委託、業者の方への委託料、そしてあと策定の住民アンケートとかの調査費用、そしてあと印刷製本費となります。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 稲永議員。 ◆1番(稲永隆義君) 町長にお伺いします。作成経費、1冊当たり少なく見ても3万円ぐらいはかかるというところなんですけれども、それについての費用対効果はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 総合計画に対する費用対効果はということでございます。この総合計画というのは、町が必ずつくる最高位の計画でございまして、先ほどから申し上げますとおり、その総合計画に沿って、今後5年、10年と町の歩みを示す計画でございます。そういった意味で、先ほどから申しますとおり、町民の皆さん方に広く町の方向性を伝えることが大事だというふうに思っております。   費用対効果といいますか、これはそれをいかに町民の皆さん方に、費用に合ったような説明、今後5年、10年を、これを軸に町を進めていくということを知らせることが、いかに費用に合ったことではないかなというふうに思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 稲永議員。 ◆1番(稲永隆義君) 私の言いたいことも同じことで、どうやって町民の皆さんとこの総合計画について、あるいは町の施策について共有してもらうかというところが、現時点では少ない、あるいは積極性が足りないのじゃないかという趣旨で質問をしております。   それで、第5次総合計画でも同じですが、配付されて、その後のフォローとか研修とかで使ったりとか、そういうところがあれば教えていただきたいと思います。 ○議長(丸山真智子君) 篠原経営企画課長。 ◎経営企画課長(篠原優人君) 計画につきましては、職員等は、仕事上、全て持って、それを基に全ての施策に取り組んでおります。また、今回新たに第6次総合計画を策定する上では、計画書の冊子、そしてダイジェスト版に加えまして、小学生でも内容が分かるような絵本版を作成するようにしております。今年度、小・中学校に配付されました端末を使って、授業とかで活用していただけたらと考えております。 ○議長(丸山真智子君) 稲永議員。 ◆1番(稲永隆義君) 教育長にお聞きいたします。   各小・中学校で総合計画を紹介したり、教材として使っていただいたり、学校の図書館に置いて読んでもらうのもよいと思いますが、いかがですか。 ○議長(丸山真智子君) 金子教育長。 ◎教育長(金子眞恵君) 第5次総合計画後期基本計画につきましては、各校1部ずつ配付しております。活用実績といたしまして、小学校3年生の総合的な学習の時間では、障害者福祉の充実、助け合う福祉活動の支援の部分、4年生の総合では、文化財、伝統文化の保存と活用の部分、5年生の社会科では、防災対策の推進の部分を活用しております。また、本年度実施いたしました町長とのまちづくりオンライン会議に向け、6年生が事前学習の際に活用させていただいております。   中学校でも活用しておりまして、2年生の地理、身近な地理の調査の単元で活用した実績があります。志免町への移住を考える人々に志免町の魅力を発信しようというテーマで、第5次総合計画後期基本計画の政策やデータを根拠に、町の魅力を発信する活動に取り組んでおります。   町の将来像や様々な資料が掲載されている総合計画を生きた教材として、今後も授業で活用できるよう、校長室等に置かれている1冊でございますので、配付数を増やして、教育委員会といたしましても、各学校に活用あるいは実績等々、周知してまいりたいと思っております。 ○議長(丸山真智子君) 稲永議員。 ◆1番(稲永隆義君) 特に、中学生あたりに読んでもらうのがいいのかなと。大人の人よりも真剣に読んでくれる可能性もあるんじゃないかなと思ってますが、その辺だけお願いします。 ○議長(丸山真智子君) 金子教育長。 ◎教育長(金子眞恵君) もう既に一つの実績がそこにありますので、そこから広げて、各領域へと学習活動を展開し、資料としての価値を高めていきたいと思っております。 ○議長(丸山真智子君) 稲永議員。 ◆1番(稲永隆義君) 次に、第2次志免町男女共同参画後期行動計画、これは多くある計画の中の一つの例として教えていただきたいと思うんですが、同様に、冊子の作成経費、作成部数、どこに何冊ほど配付して、どのように活用されたかということをお聞きしたいと思います。 ○議長(丸山真智子君) 高山まちの魅力推進課長。 ◎まちの魅力推進課長(高山真佐子君) まず、作成経費は49万1,700円となっております。作成部数は200冊です。どこに何冊配付したかにつきましては、町長、副町長をはじめ、庁舎内の各部署に26冊、町議会議員の皆様に14冊、県の男女共同参画推進課に1冊、男女共同参画推進審議会委員に13冊で、計54冊になります。今後5年間の行動計画になりますので、残りは必要に応じて配付を予定しております。   この計画が町が男女共同参画を推進していくためにどのように行動するかという計画になっておりますので、各部署に配付しておりますこの計画を各職員が手に取って確認しながら計画を進めていくというものになっています。   以上です。 ○議長(丸山真智子君) 稲永議員。 ◆1番(稲永隆義君) この計画が、町民の皆さんと共有できるような使い方はあまりなかったような感じで受け止めたんですが、その点はどうでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 高山まちの魅力推進課長。 ◎まちの魅力推進課長(高山真佐子君) 町がどのように行動するかにつきましては、やはり住民の皆さんにお知らせする必要がございますので、作成しました昨年の4月にホームページ等で計画そのものと概要版も作成させていただきましたので、概要版も作成しております。ただ、今年度がこのコロナ禍でいろんな行事がなくなってしまいましたので、本当は男女共同参画のイベント等が開催されるようであれば、そのようなところで概要版等の配付は考えていたところですが、今年度はできていないという状況になります。 ○議長(丸山真智子君) 稲永議員。 ◆1番(稲永隆義君) コロナの影響がありましたので、これから開示をされていけば、少しずつ町民の皆さんとも共有できるようにお願いしていきたいと思います。   次に、ホームページについて。   今年の1月1日の志免町の全戸数は、そのうちWi-Fi環境のある戸数は把握しておられますでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 塩崎住民課長。 ◎住民課長(塩崎幸恵君) 私のほうからは、全戸数の数についてお答えいたします。21年1月1日現在の志免町の全戸数は2万286世帯です。 ○議長(丸山真智子君) 内野総務課長。 ◎総務課長(内野克志君) 私からは、Wi-Fi環境のある戸数について述べさせていただきますが、町内全世帯におけるWi-Fi環境については把握しておりません。   以上です。 ○議長(丸山真智子君) 稲永議員。 ◆1番(稲永隆義君) 把握してないというのは、把握しようとしてできないのか、把握する気がないのか。 ○議長(丸山真智子君) 内野総務課長。 ◎総務課長(内野克志君) 全世帯を対象に、そういう調査をしておりませんということです。 ○議長(丸山真智子君) 稲永議員。 ◆1番(稲永隆義君) 小学校のGIGAスクールで、Wi-Fi環境のない家庭というのを調べて、約2割がないということだったので、高齢の方たちを含めると3割ぐらいはないと。どうでしょうかね。そんな感じかもしれません。できる限りそういうのも把握してもらえればと思います。   それから、ホームページへのアクセスですが、これは昨年どれぐらい、月平均でも年間でもいいですが。 ○議長(丸山真智子君) 高山まちの魅力推進課長。 ◎まちの魅力推進課長(高山真佐子君) 昨年令和2年中の志免町ホームページへのアクセス件数は、年間で271万2,182件で、月平均は22万6,015件となっております。 ○議長(丸山真智子君) 稲永議員。 ◆1番(稲永隆義君) 予想よりも結構多いなと思うんですが、その辺はどうでしょう。 ○議長(丸山真智子君) 高山まちの魅力推進課長。 ◎まちの魅力推進課長(高山真佐子君) 2019年中、一昨年中が197万7,431件となっておりますので、やはり昨年中、コロナ禍ということもありまして、いろんな緊急事態宣言等の対応等を皆さんがホームページ等で情報を得られたのではないかと思っております。 ○議長(丸山真智子君) 稲永議員。 ◆1番(稲永隆義君) 当然、アクセスが多いコンテンツといいますか、記事等々は分かるということですね。そういうのは、特に集計とかはまとめてはおられないと。 ○議長(丸山真智子君) 高山まちの魅力推進課長。 ◎まちの魅力推進課長(高山真佐子君) 昨年は、新型コロナウイルス感染症に対する対応のところが、やはり一番アクセス数が多くなっておりまして、2番目が志免中央小学校ということになりまして、3番目に特別定額給付金のサイトということになります。あと4番目以降が、やはり学校関係、各小学校、中学校の学校関係がアクセス数が多いということになっております。 ○議長(丸山真智子君) 稲永議員。 ◆1番(稲永隆義君) GIGAスクール構想で、子ども1人1台タブレット端末が配られております。それで、子どもたちのアクセスも増えると考えられますし、またアクセスが増えるように、子ども向けのコンテンツのページの作成等も面白いと思いますが、検討してもらえればと思います。 ○議長(丸山真智子君) 高山まちの魅力推進課長。 ◎まちの魅力推進課長(高山真佐子君) 児童・生徒に1人1台の端末は、当面、学習に関するサイトのみ使用されているというふうにお聞きしております。現在、町のホームページには、子ども向けのコンテンツとしましては、町民図書館のところに、ほんナビきっずといいまして、小学校1年生から6年生までを対象とした蔵書の検索や催物が確認できるサイトが1つございます。あとは、今後は子どもたちが大好きな公式キャラクターシメッチャのサイトの充実等で子どもたちに志免町のホームページを見てもらえるようなことを考えていきたいなというふうには思っております。 ○議長(丸山真智子君) 稲永議員。 ◆1番(稲永隆義君) 次に、回覧板についてであります。   この2月の回覧板に、健康課からフレイル予防についてというA4のパンフレットが挟んでありまして、回覧板にパンフレットというのも、地味ですけど、これもいいなと思ったので、質問しております。   志免町内で回覧板が回っている戸数はどれぐらいか、把握しとられますか。 ○議長(丸山真智子君) 高山まちの魅力推進課長。 ◎まちの魅力推進課長(高山真佐子君) これまでに回覧板が回っている戸数を把握したことはございません。しかし、町内会加入率調査というのは毎年行っておりまして、令和元年度末では87.8%となっており、1万6,313世帯が町内会に加入しているという報告を受けておりますので、そこには回覧板が回っているものと思っております。 ○議長(丸山真智子君) 稲永議員。 ◆1番(稲永隆義君) それでは、8割ぐらいということですね。8割なら、結構効果があるということですね。   回覧板も活用していってもらいたいと思っています。   それから、志免広報について、昨年1年間の記事を読み返してみて、毎月2ページか3ページまでは行かないですけど、特集を組んであります。その中で、条例等計画についての記事は6月広報の16、17ページ、住民参画の実施予定、結果の公表というものしか見つけられなかったんですが、もう少し増やしていただいたらいいかなと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 高山まちの魅力推進課長。 ◎まちの魅力推進課長(高山真佐子君) 「広報しめ」の紙面の関係上、詳しい内容につきましては、ホームページを中心に周知をさせていただいております。計画によっては、概要版の折り込みを行う方法で周知をさせていただくこともございます。今後は、広報紙に計画のQRコードとかを掲載して、ホームページで確認しやすいようなやり方を考えていきたいなというふうに考えております。 ○議長(丸山真智子君) 稲永議員。 ◆1番(稲永隆義君) QRコードはまだでしたかね。広報は。 ○議長(丸山真智子君) 高山まちの魅力推進課長。 ◎まちの魅力推進課長(高山真佐子君) QRコードを張りつけることは、今できているんですが、各計画のQRコードを張りつけるということは、まだ広報にしておりません。申し訳ありません。 ○議長(丸山真智子君) 稲永議員。 ◆1番(稲永隆義君) 次に、パブリックコメントについて。   私のような行政の素人は、パブリックコメントとはもう少し多くの人が参画し、意見を出し合うものと考えます。意見がゼロから3件でパブリックコメントと言えるのかと思います。行政からは、パブリックコメントはこんなものとの話も聞かれます。確かに、他の自治体もあまり変わらないようです。それなら、誤解されやすい横文字はやめて、意見募集くらいにしたほうがよいのではないか。あるいは、設問をもっと総合計画について意見を出してくださいというような質問ではなくて、もう少し具体的な設問にしたり、あるいは子どもたち、中学生あたりの参加を促したり、工夫の余地はあると思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 高山まちの魅力推進課長。 ◎まちの魅力推進課長(高山真佐子君) パブリックコメントは、計画全体、大体出来上がりました計画を広く町民に公表する、そして意見を求めるという住民参画の方法の一つとなっております。志免町では、みんなの参画条例の中で、町の計画などを策定する際、広く住民の意見を取り入れるよう、アンケートやワークショップ、説明会などの複数の住民参画の方法を取り入れることとなっております。パブリックコメントはそのうちの一つで、町民から最終的な意見を問う場ということになっておりますので、計画全体を掲載するという意味で、ちょっと難しいと、住民の方にとりましては計画がちょっと取っつきにくいというようなところはあるかと思います。   以上です。 ○議長(丸山真智子君) 稲永議員。 ◆1番(稲永隆義君) 町長のパブリックコメントについての認識をお伺いいたします。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 議員も言われますように、いろんなところでパブリックコメントをお願いしているわけでございますが、なかなかそれに対する御意見等が少ない状況だというふうには思っております。いろんな周知をしたいときに、アンケート調査等も行うわけですが、1,000件、2,000件抽出をしてアンケート調査も行うわけですが、回答がなかなか50%行かない状況でもあります。そういった意味で、パブリックコメントも、もう少し町民の皆さん方に分かりやすく、回答しやすい、議員が言われますように、そういった内容に変えながら、多くの方にそういったいろんなことに参加をしていただくことが大事だというふうに思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 稲永議員。 ◆1番(稲永隆義君) 1項目めのまとめとして、行政の住民への周知というテーマは地方自治の永遠のテーマであり、すぐに達成するのは難しいが、地方自治の本旨、住民福祉の向上に基づき、諦めずに熱意を持って周知に取り組んでいただきたいと要請したいと思います。町長、一言お願いします。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 議員が先ほどから言われますように、町のいろんな情報を住民の皆さん方と共有するというのは、本当に永遠のテーマではないかなというふうに思っております。先ほど申しますように、ホームページまたLINE等も新しく追加しながら、今後、町民の皆さん方にいかに役場の情報を伝えていくかということを研究しながら進めてまいりたいというふうに思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 稲永議員。 ◆1番(稲永隆義君) それでは、次2番目、男女共同参画についての質問に移ります。   今朝の西日本新聞の春秋欄によれば、本日3月8日はジェンダー平等を考える国際女性デーだそうです。偶然ではありますが、ちょうどよい日に質問できたなと思うところであります。   また、2月7日の西日本新聞の3面に、地方防災会議の女性比率は低調という見出しで、国目標の3割達成が2%、少し読んでみますと、3月に各自治体が防災計画策定のため設置する地方防災会議で、国が2020年の目標としていた女性委員の比率30%を達成したのが、全国で2%弱にとどまることが分かった。3月に発生10年となる東日本大震災では、着替えや授乳の場所がないなど、女性への配慮に欠けた避難所もあった。災害対策に女性の視点を反映する体制が求められているが、道のりは遠い。昨年10月から12月に回答した1,516自治体のうち、防災会議を開催しているとした1,487自治体を集計、このうち30%を達成したのは、佐賀県、同県武雄市、北九州市、福岡県志免町などという記事があって、非常にうれしく思って質問してるわけですけど、この防災会議の長は町長ですね。現在の防災会議の委員数はどれぐらいで、そのうち女性の委員数は何名か教えてください。 ○議長(丸山真智子君) 太田生活安全課長。 ◎生活安全課長(太田成洋君) 志免町防災会議の委員数は30名で、そのうち女性の委員は、現在10名でございます。女性の割合としては33.3%となっております。 ○議長(丸山真智子君) 稲永議員。 ◆1番(稲永隆義君) その女性の方々、委員の方々はどのような方々か教えていただけますか。 ○議長(丸山真智子君) 太田生活安全課長。 ◎生活安全課長(太田成洋君) 女性の委員さんということでよろしいでしょうか。   女性の委員さんにつきましては、郵便局の方、また住民の方の公募の方、志免町役場の職員でございます。   以上です。 ○議長(丸山真智子君) 稲永議員。 ◆1番(稲永隆義君) 国は、平成17年、第2次男女共同参画基本計画に2020年30%を目標としている。調べてみますと、過去の一般質問で、平成23年──これは震災があった年です──の9月議会で、丸山議長が防災会議に委員の登用をとされておって、その年の11月の臨時会で、助村元議員が提案者となって全員賛成で意見書を提出されております。そのようなことを受けて改善されていったと思いますが、いつから30%を達成されたかお願いします。 ○議長(丸山真智子君) 太田生活安全課長。 ◎生活安全課長(太田成洋君) 志免町防災会議の女性委員が30%以上となったのは、令和2年度からでございます。 ○議長(丸山真智子君) 稲永議員。
    ◆1番(稲永隆義君) 令和2年というと去年ですね。去年は、防災会議は開かれましたか。 ○議長(丸山真智子君) 太田生活安全課長。 ◎生活安全課長(太田成洋君) 地域防災計画の策定時に開催をいたしまして、それが令和元年度になりますが、令和2年2月に開催をしております。 ○議長(丸山真智子君) 稲永議員。 ◆1番(稲永隆義君) このたび見直されたこの志免町地域防災計画には、女性委員の方の意見は反映されておりますか。 ○議長(丸山真智子君) 太田生活安全課長。 ◎生活安全課長(太田成洋君) 地域防災計画の改定時に防災会議を開催し、各委員からの意見をいただき、計画の策定に反映をしております。議員おっしゃいますように、女性委員からの意見としましては、高齢者や子育て世帯、障害者などに配慮した避難所づくり、またアレルギーを持つ方に対応したアレルギー対応の非常食品の備蓄等々の意見をいただき、計画に反映をしております。 ○議長(丸山真智子君) 稲永議員。 ◆1番(稲永隆義君) 防災会議以外の審議会及び委員会等の女性委員の占める割合はどれぐらいでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 高山まちの魅力推進課長。 ◎まちの魅力推進課長(高山真佐子君) 令和2年4月1日現在、町の審議会における女性委員の占める割合は33.8%となっております。 ○議長(丸山真智子君) 稲永議員。 ◆1番(稲永隆義君) 男女共同参画後期行動計画にもありますが、県内市町村平均より高い水準を維持しているというところでよろしいですか。 ○議長(丸山真智子君) 高山まちの魅力推進課長。 ◎まちの魅力推進課長(高山真佐子君) 志免町の女性委員の比率は、福岡県内でも高くなっておりまして、今、平成26年4月現在では10位ということになるときもございましたが、今現在は19位となっております。60市町村のうち19位となっております。 ○議長(丸山真智子君) 稲永議員。 ◆1番(稲永隆義君) 19位ということは、残念ながら、先進地とまではいかないというところですかね。   国は2020年代の早い時期に30%を達成し、40%を目指す方針です。志免町の審議会等における女性委員の登用状況は、県内市町村平均より高い水準を維持しております。志免町の全分野で女性の登用を推進し、志免町男女共同参画行動計画等が、この計画等が必要のない志免町を目指すべきと考えますが、町長の見解をお願いいたします。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 議員が言われますように、男女共同参画という言葉がもうなくなって、自然と平均的に男女の差がないということが望ましいというふうに思っております。   おかげで、志免町の場合は、いろんな役職の方が、今女性が増えてきて、審議会等にも女性の方の登用を多く行ってきておりますが、まだまだこれからそういった、今言いますように、もう男女共同参画という言葉を上げなくてもいいような社会づくりが必要だというふうに思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 稲永議員。 ◆1番(稲永隆義君) 次に、町道の管理と保全についてお伺いします。   最近、町道の傷みが大きくなってきています。雨の日に歩いてみるとよく分かります。それから、区画線の消えたところも多く、その区画線の復旧も、依頼してもなかなかすぐにはというような状況であります。道路関連予算は、類似団体比較及び近隣町と比較しても低い、計画的な保全が必要だし、予算の増額が必要と考えるという趣旨で質問いたします。   まず、志免町の町道の総延長は何キロぐらいでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 砥上都市整備課長。 ◎都市整備課長(砥上敏之君) 志免町の町道の総延長は、令和2年3月現在、令和元年度末で約160キロメートルでございます。 ○議長(丸山真智子君) 稲永議員。 ◆1番(稲永隆義君) 町道が160キロで、10年前からどれぐらい増えてきたんでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 砥上都市整備課長。 ◎都市整備課長(砥上敏之君) 10年前の平成22年度は149キロメートルでございます。 ○議長(丸山真智子君) 稲永議員。 ◆1番(稲永隆義君) 大体1年で1キロぐらい増えたという計算になろうかと思います。これは開発が進んだということですか。 ○議長(丸山真智子君) 砥上都市整備課長。 ◎都市整備課長(砥上敏之君) 町道が増える要因としまして一番大きいのは宅地開発で、次いで、これ道路法に基づくことでございますが、県道の移管を受けることがございまして、それが2番目の要因となっております。 ○議長(丸山真智子君) 稲永議員。 ◆1番(稲永隆義君) 町道の点検はどのように実施されておられるか、体制や頻度等をお願いいたします。 ○議長(丸山真智子君) 砥上都市整備課長。 ◎都市整備課長(砥上敏之君) 町道の点検について、日常の点検は、職員が現場に出る際に、路面状況の把握や交通安全施設等、附属施設の確認を実施しております。また、年3回でございますが、全町的に定期パトロールを実施しており、さらには台風や大雨の前後には、道路陥没等の事故防止の観点から、交通量の多い主要な幹線道路や河川、水路に隣接道路などを重点的に点検しております。このほか、突発的な陥没等への対策として、道路舗装補修を舗装業者と年間当初に契約しておりまして、昼夜休日でも緊急対応できる体制を整えておる次第でございます。 ○議長(丸山真智子君) 稲永議員。 ◆1番(稲永隆義君) 現在、補修が必要な町道というのはどれぐらいか教えていただければと思います。 ○議長(丸山真智子君) 砥上都市整備課長。 ◎都市整備課長(砥上敏之君) 補修が必要な町道については、舗装個別施設計画において、路面性状調査の結果に基づき、評価を実施し、対策をしております。内容としましては、損傷度を大中小の3段階で区別し、そのうち損傷大を補修が必要な町道として設定しており、令和2年4月時点で延長距離として約10キロメートルとなっております。 ○議長(丸山真智子君) 稲永議員。 ◆1番(稲永隆義君) 舗装した場合、舗装工事をした場合、1キロメートル当たりの経費はどれぐらい。 ○議長(丸山真智子君) 砥上都市整備課長。 ◎都市整備課長(砥上敏之君) 舗装単価については、キロメートル当たりとなりますと、道路幅員、道路幅等によって変わりますので、まず一般的な条件での1平方メートル当たりの単価でお答えさせていただきます。1平方メートル当たりの単価でございますが、町道の大部分は生活道路で、その町道舗装はアスファルト5センチメートルで工事単価約6,000円。幹線道路はアスファルトを10センチメートルで工事単価が約1万円でございます。これらには、古い舗装の取り壊しや運搬、処分等が含まれております。町内に多い道路幅6メートルほどの町道のキロメートル当たりの金額でございますが、生活道路では3,600万円、幹線道路では6,000万円となります。 ○議長(丸山真智子君) 稲永議員。 ◆1番(稲永隆義君) 幹線道路のほうが舗装が厚い、10センチということですね。   それとあと、この10年、一般会計に占める道路管理費はどのように推移しておるか教えていただきたいと思います。 ○議長(丸山真智子君) 砥上都市整備課長。 ◎都市整備課長(砥上敏之君) この10年の一般会計の歳出総額における道路管理費の割合についてでございますが、最低0.8%、最高2.2%、平均で1.6%で、各年度によってばらつきがございます。これは、工事の内容や施行箇所の状況によって金額が変わってくることから、このような推移となっております。ただ直近3年の平成29年度から令和元年度にかけては1.5%、1.7%、1.8%と上昇傾向になっております。 ○議長(丸山真智子君) 稲永議員。 ◆1番(稲永隆義君) この3年間は少しずつ増えていると。一般会計のほうの伸びに対しても、道路管理費は増えているということでありますから、そんなには減ってはいないという認識でいいのかなとは思います。   それと、近隣町に比較して、よく隣の大きな池がある町のほうに散歩に行きますけど、田んぼのところに交差点注意とか、きちんと書いてあって、ちょっと志免町は見劣りするなというような面もありますけど、近隣町に比較してはどうでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 砥上都市整備課長。 ◎都市整備課長(砥上敏之君) 近隣町との比較でございますが、予算規模が同等であり、山地、山等が少ないなどの地形的な理由で同様な粕屋町については、最低1.3%、最高3.4%、平均2.3%となっており、町の面積の違いがありますが、比較しますと、志免町のほうが若干低い割合となっております。 ○議長(丸山真智子君) 稲永議員。 ◆1番(稲永隆義君) 平成30年度財政状況類似団体比較カードで見てみますと、人口1人当たり目的別歳出の状況で、土木費、これは志免町が2万1,415円、類似団体が3万9,756円となっております。パーセントでいえば54%、類似団体の54%ということです。土木費には、いろいろな要素があります。緑地推進費用とかいろいろな町によって要素が変わってきますけれども、もう少し増やして道路を目配せをお願いしたいと思いますが、丸山副町長が専門ではないかと思いますが、どうでしょう。その辺のところ。 ○議長(丸山真智子君) 丸山副町長。 ◎副町長(丸山孝雄君) 志免町の道路事業といいますか、先ほど、課長が説明したように、町道が160キロほどあります。相当、例えば舗装を張っても、維持管理の時期に全部ほとんど来ております。その中でやり替えていくとこがあるんですけども、本当はもう少しやりたいとこは多々あります。それからまた、志免宇美線ですか、都市計画道路、これが入ってきてまいって、事業主体は福岡県ですけれども、6分の1の予算といいますか、割当てを払っていくわけなんですけども、これから先、その道路についても相当な費用が発生いたします。それに関連して、バイパス道路の整備も今からやっていかないけないということで、本当はまだまだ補修でもお金をかけたいところですけども、そちらのほうに今からかかっていくことが予測されますので、そういった財政上で粛々とやっていくところであります。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 稲永議員。 ◆1番(稲永隆義君) 町長に一言。同じ、いいですか。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 今、副町長が申しましたとおり、これから先、いろんな道路整備につきましては費用がかかるわけでございまして、しかしながら、先ほど、都市整備課長が言いますように、大中小という程度によりましては、早急にしなくてはいけない、事故防止も含めまして、損傷具合がひどいと、それをほったらかすと、もっとお金がかかるわけでございまして、早いうちに舗装の打ち替えが必要な場合もございます。そういった意味では、しっかり町の維持管理は継続して進めていきたいというふうに思っております。 ○議長(丸山真智子君) 稲永議員。 ◆1番(稲永隆義君) 少し盛りだくさんになりましたので、最後まとめさせていただきます。   1の町の計画や条例等の住民への周知についてでは、総合計画を最高位とした各計画は町の指針であり、行政のリーダーシップの根幹であること。町民の皆さんとの共有なくして、行政のリーダーシップは発揮されない。共有についてはいろんなツールを駆使し、熱意を持って挑戦していただきたい。   2、男女共同参画については、志免町の審議会等への女性参加は、国の目標、県の市町村平均を上回っている。女性参加を全分野で推進し、志免町男女共同参画基本計画が不要な志免町を目指しましょう。   3、町道の管理と保全について、志免町の道路関連予算は、類似団体比較及び近隣町と比較しても低いほうで、目配せをお願いしたいということでまとめさせていただきます。   これで一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(丸山真智子君) ただいまから休憩に入ります。再開は11時40分といたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~              休憩 午前11時33分              再開 午前11時40分            ~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(丸山真智子君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。   一般質問を続けます。   次に、11番牛房議員。質問時間30分です。   牛房議員。 ◆11番(牛房良嗣君) 今日は、今日の天気のように、晴れ晴れとした気持ちで一般質問に入らせていただいております。よろしくお願いします。   令和2年12月に実施されました英語教育実施状況調査におきまして、志免町中学校3年生の生徒は、閣議決定の到達目標であります英検3級レベル以上の50%を突破し、54.5%を達成しました。全国公立中学校9,400校のトップグループへ躍進する大金字塔を打ち立てました。まさにミラクルであり、サプライズの大仕事をやってくれました。新しい歴史をつくってくれた令和2年度卒業生全員へ、町を挙げて感謝と拍手を送り、気持ちを伝えたいと願うものであります。ありがとう。   これより通告に従いまして一般質問に入らせていただきます。   4項目質問を設けておりますけど、1、2番目を一緒に、学校教育担当のほうからの説明を求めたいと思います。   1番目は、平成25年6月閣議決定されました英語教育実施状況調査、分かりやすく言えば、中学3年生の英語力の実態調査のことですが、その目的、内容、これについての説明と、2番目は、実態調査が始まりましてから、平成25年12月から令和元年12月までの7年間の中学3年生の到達目標の状況についての報告、全国平均、それから福岡市、それと志免町、その3部門についての報告を併せてお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(丸山真智子君) 吉冨学校教育課参事。 ◎学校教育課参事(吉冨哲哉君) 平成25年6月に、第2期教育振興基本計画が閣議決定されております。その中で、英語教育に関する目標といたしましては、新たな価値を創造する人材、グローバル人材の育成が求められております。教育振興基本計画とは、教育基本法に基づいて政府が策定する教育に関する総合計画のことです。この計画では、小学校における英語教育の教科化を検討すること。それから、中学校卒業段階で英検3級以上の生徒の割合を50%にすること。英検準1級を達成した中学校の英語教員の割合を50%にすることでございます。   続きまして、英検3級以上の生徒の割合の全国値でございますが、平成25年度32.2%、令和元年度44.0%で、経年で着実に改善が進んでいるものの、いまだ国が掲げている目標値の50%には、国は到達しておりません。   福岡市は、文部科学省のホームページによると、平成28年度41.6%、平成29年度53.2%、平成30年度50.9%、令和元年度55.1%で、平成29年度以降は、国が目標とする50%を超えています。   志免町につきましては、平成25年度33.2%、平成26年度31.1%、平成27年度27.0%、平成28年度30.8%、平成29年度25.6%、平成30年度37.4%、令和元年度31.1%でございます。 ○議長(丸山真智子君) 牛房議員。 ◆11番(牛房良嗣君) ただいま中学3年生の英語力の実態調査といいますか、これが平成25年6月に閣議決定されました。それが全国の英語力のスピードアップをやりなさいということで来ているわけでございますが、その目的とするところは、グローバル化の進展が考えた以上にスピードがあると。これじゃ、今の学習指導要領、平成25年に出されている学習指導要領では、とてもこれからのグローバル化の中で、生徒が世界で、そして日本で活躍できるということが、これでは危惧されるということから、スピードアップのために、あえて学習指導要領を無視ではないけど、それの上前を行く英語力の指標が出されたわけでございまして、その指標が、ここで先ほど参事から話がありましたように、中学3年生の3級レベルを50%まで引き上げなさいということで、全国でいろいろそういったことに対応がされてきました。   全国平均では、直近の令和元年、7年目の令和元年は、先ほど報告のように44%、福岡市はもう既に平成28年から50%を突破しまして、現在まで進んできております。志免町の場合は、平成25年が33%、そして7年目の令和元年の到達目標は33%と、ほとんど平成25年12月の調査からほとんど伸びない状況で令和元年を迎えてるということは、非常に残念でなりません。このことについて、私は従来から、再々、英語力の向上についてのもっと強力な施策の展開をお願いしてきておったわけでございます。ちなみに、令和元年の平成31年、令和元年ですが、これの都道府県の達成状況を見ますと、47都道府県で50%を達成しているのは、東京都、それから千葉県、それに福井県、岐阜県と、この4県だけなんです。それで、政令都市20市ありますが、この中で令和元年に達成している、直近の令和元年に達成している都市は、さいたま市、横浜市、それから大阪市、神戸市、そして福岡市、それに熊本市の6市のみでございます。だから、この50%を達成するということが非常に大変な目標であるということを私は申し上げたいわけでございますが、志免町の場合は、残念ながら、ほとんどそういった面では、全国的には下位グループということの評定を受けてまいっております。   しかし、コロナ禍で、例えば東京、千葉、横浜、埼玉、この1都3県、要するに東京圏は全てこれをクリアしていると。大阪に至っても、大阪圏では大阪市、それに神戸市、これがクリアしているということは、それともう一つ、福岡市のクリアというのは、何を意味するかといいますと、トップがこれは必要だと、何としてもやらないかんという、そういう使命感というか、そういう必要性を感じて、トップの動きが結果として出てきていると、このことを私は申し上げたく、今、いろいろ参事から報告をいただきました。   そこで、第3番目の質問に入りたいと思います。   直近の令和2年、昨年でございます。12月に実施されました中学3年の英語力の調査における志免町の中学3年生の到達状況について御報告をお願いしたいと思います。 ○議長(丸山真智子君) 吉冨学校教育課参事。 ◎学校教育課参事(吉冨哲哉君) 福岡県では、平成30年度から、中学校3年生を対象に、英検IBAテストが実施されておりまして、今年度で3年目になります。英検IBAテストとは、リーディング25分、リスニング20分の計45分で実施される英検の簡易版のテストで、本年度は10月28日に実施をさせていただきました。本年度、このテストを受験した中学3年生で、英検3級レベル以上の英語力があると診断された生徒は、先ほど議員がおっしゃった54.5%でございます。県教育委員会への報告については、実際に外部検定試験の級、スコア等は取得していないけれども、英検3級に相当する英語力を有していると英語担当教師が判断する生徒の人数を12月1日現在で報告することとなっております。志免町では61%と報告をさせていただいております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 牛房議員。 ◆11番(牛房良嗣君) 令和2年12月の調査対象者と、それから英検3級レベル以上の人数について御報告をお願いします。 ○議長(丸山真智子君) 吉冨学校教育課参事。 ◎学校教育課参事(吉冨哲哉君) 人数につきましてでございますが、英検IBAテストを受けた人数、両校合わせまして414名でございます。              (11番牛房良嗣君「400」と呼ぶ)   414名でございます。すいません。これ昨年度のでございました。調べて、また説明させていただきたいと思います。 ○議長(丸山真智子君) 牛房議員。 ◆11番(牛房良嗣君) 英検3級合格者と、3級と認められる人数は何名ですか、合計で。 ○議長(丸山真智子君) 吉冨学校教育課参事。 ◎学校教育課参事(吉冨哲哉君) 福岡県の教育委員会に報告した数字でございましょうか。   中学校3年生に在籍している人数477名、そのうち英検3級レベル以上の英語力を有している生徒数は224名でございます。 ○議長(丸山真智子君) 牛房議員。 ◆11番(牛房良嗣君) 調査対象者が414名、それから英検3級以上と認められる人が224名。間違いありませんか。 ○議長(丸山真智子君) 吉冨学校教育課参事。 ◎学校教育課参事(吉冨哲哉君) すいません。訂正をさせていただきます。中学校3年生に所属している生徒数、県に報告をさせていただいたのは477名。              (11番牛房良嗣君「400」と呼ぶ)   77名。そのうち英検3級以上は、先ほど「224名」と申し上げましたが、「291名」の間違いでございます。291名。それで61%ということでございます。 ○議長(丸山真智子君) 牛房議員。 ◆11番(牛房良嗣君) 令和2年12月の志免の中学3年の英語力の調査において、調査対象者が477名、それで3級以上、閣議決定されました英検3級以上の実力を有する者291名、達成割合61%、これで間違いありませんか。 ○議長(丸山真智子君) 吉冨学校教育課参事。 ◎学校教育課参事(吉冨哲哉君) はい、間違いございません。 ○議長(丸山真智子君) 牛房議員。 ◆11番(牛房良嗣君) ただいま吉冨参事のほうから報告がありましたように、令和2年度卒業生477名は、コロナ禍の最悪の環境下にもかかわらず、7年間の下位グループから一挙に9,400校のトップグループへ躍り出ました。まさに英語力向上の風穴をつくってくれました。令和3年度志免町の真価を問われる正念場の年ではないかと私は思っております。100%、全員合格が志免町の当初の目標でありました。令和3年度に向けての取組に対する町長、教育長の気概と方策について御回答をお願いしたいと思います。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 今、吉冨参事のほうから報告させていただきました。過去において、志免町が低迷したいろんな事情もございまして、今回、そのような数字が出たわけでございまして、この英検3級以上のレベルというのは、指導力はもちろんのことではございますが、その子どもたちがいかに英語に興味を持って取り組むかということに尽きるんじゃないかなというふうに思っております。過去において、牛房議員からいろんな英語に対する思いのほどを聞かせていただきました。学校の英語と教科の先生方も一生懸命取組を進めている中で、このような結果が出たんではないかなと。今言われますように、令和3年度が正念場じゃないかなというふうに思っております。これからも教育現場、また私どももできる限りのことをしながら、この達成目標を継続していけるように努力してまいりたいというふうに思っております。 ○議長(丸山真智子君) 金子教育長。 ◎教育長(金子眞恵君) 長きにわたる英語力低迷の原因としては、教師の指導力や生徒の家庭学習、そして子どもたちが英語に触れる機会が限られていることなど、様々考えておりました。対策としては、まずは授業で英語を聞く、読む、話す、書くといった4技能の総合的な力をしっかり身につけさせることが大切であると、かねてより考えておりましたので、こういった点での改善が、今進んでいるというふうに思っております。 ○議長(丸山真智子君) 牛房議員。 ◆11番(牛房良嗣君) あと町長、教育長のほうから話がありましたが、具体的な対策についての回答を、吉冨参事のほうからお願いいたします。 ○議長(丸山真智子君) 吉冨学校教育課参事。 ◎学校教育課参事(吉冨哲哉君) まず、ALTについてでございますが、現在、町内3名体制で小・中学校を巡回させていただいております。現在のところ、ALTの増員予定はございませんが、今、GIGAスクール構想、学校でICT化が進んでおりまして、児童・生徒に1人1台の端末が整備されております。端末を効果的に活用することで、子どもたちがネーティブの英語に触れる機会をたくさん増やすことは可能であるというふうに一つ考えているところです。   もう一点でございますが、来年度、7月26日から29日の4日間で、各小学校で1日ずつイングリッシュ・サマーデイキャンプを開催する予定にしています。目的は、子どもたちに英語や国際交流を好きになってもらうことです。この2点について、今考えているところでございます。   以上です。 ○議長(丸山真智子君) 牛房議員。 ◆11番(牛房良嗣君) 今、吉冨参事のほうから2つのことが提案がありました。イングリッシュ・デイキャンプですか、これを来年は7月26日から29日までの4日間、これをやりたいということ。それから、端末器を利用して、これは小学校1年生からですか、1年生からそういった英語学習にこれを活用していきたいという具体的な話がありましたが、最初の端末器を使った1年生、2年生の授業というのはどういう形でやられるのかということが1つ。それから、2番目のイングリッシュ・デイキャンプについての内容について、もうちょっと御説明をお願いしたいと思います。 ○議長(丸山真智子君) 吉冨学校教育課参事。 ◎学校教育課参事(吉冨哲哉君) 現在、小学校3年生から英語活動が始まっておりますので、1、2年生のICTを使った授業というのは、現在のところは計画してございません。   それから、イングリッシュ・デイキャンプのことについてでございますが、町内3名のALTがいらっしゃいますので、その3名の方を1つの学校に集結していただいて、子どもたちに、先ほども申した国際交流、また英語を好きになってもらうような目的で、内容をこれから精査していきたいというふうに思っております。   以上です。              (11番牛房良嗣君「デイキャンプのほう。イングリッシュ・デイキャンプは」と呼ぶ)
    ○議長(丸山真智子君) もう一度いいですか。 ◎学校教育課参事(吉冨哲哉君) イングリッシュ・デイキャンプでございますが、町内に3名のALTの方がいらっしゃいますので、その3名の方を1つの学校に集結していただいて、集まっていただいて、子どもたちと英語を使って何か触れ合い、歌を歌ったり、そんなことを考えているところでございます。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 牛房議員。 ◆11番(牛房良嗣君) いろいろ今回は、英語の取組に対するアクションが、今担当課のほうから報告がありました。端末を利用した、それで英語学習をもっとレベルアップしていこうということと、デイキャンプについて、もうちょっとそれを広げながら、要するに英語に接するチャンスを大勢の子どもたちに持ってもらおうという新しい一つのチャレンジが、今担当課のほうから発表されました。私はもちろん、これは各担当の学校では、それぞれ自分たちの学校に即したいろいろな対応策を考えられてると、そのほかに、考えられていることを私は察するわけでございますが、ただここでこんなことを言うのは釈迦に説法みたいでございますが、私はもっと英語力の向上を子どものために考えていただきたい。また、実績もつくってもらいたいなと、こういうように思っていたのが、今回図らずも、全国のトップクラスまで行きました。これはこの1年で行ったわけでございますが、さあこの令和3年はどうするんですかと。要するに、志免町の正念場じゃないかと、真価を問われるんだということについて、私は町長、教育長に強くそういう一つの覚悟を持って臨んでもらいたいということをお願いするのが今日の一般質問の趣旨でございます。   今、福岡市を見ますと、福岡市は、陸海空3つの部門で、今ビッグバンが起こっております。恐らく数年後には、福岡市は国際都市あるいは国際金融都市として一新されると思うんですが、志免町は、私は糟屋郡の志免町じゃなく、福岡市のど真ん中の町が私は志免町じゃないかと、こう思っております。これから志免町の8,000人の子どもが、これから10年、20年後の働き場所というのは、国際都市福岡であり、グローバル化の世界の中だと思います。どうかひとつ、英語のしっかりした翼を持たせて活躍させるのが私は町の使命であり責任だと、こうに思っております。   先ほど、吉冨参事のほうから2つのいろいろ英語力向上に対するアクションが示されましたが、私はそれと一緒に、私も2つの提言をさせていただきたいと思います。   1つは、志免町には18施設、約2,000名の幼児が、保育園、そして幼稚園へ通っております。幼児から外国文化に触れさせるということは、最も常識的な大事なことではないかと私は考えます。そういった意味で、幼児英語学習支援へALT、外国の講師を1名配置して、18施設2,000人の英語学習を支援してもらいたいということをお願いします。   それからもう一つは、学習支援隊10名を町民から募集する。学習支援隊というのは、英語学習支援隊の10名というのはどういう仕事をするのかといいますと、役割は、小学校、中学校の英語学習に参加して、先生のスタッフとして活躍してもらう。夏休みは、30の町内会がありますが、それぞれ恐らく英語学習の勉強会をやると思いますが、そういった場合の支援にも当たっていくと。私は、ある中学校の先生にお会いして、今回のこれだけの成果を上げれた一つの理由として、その校長いわく、要するに階層別の、あるいは習熟度別のクラス編制、あるいは指導が大いに役立った。そのときのイングリッシュサポーターといいますか、そういった方が教師、先生とALTだけでは補完し切れないで、あとそれを補完していくのが私が言う学習支援隊じゃないかということで、この辺をぜひ御検討いただきたいという、1つはALTの派遣、1つは支援隊の役割仕事、この2つについて、行政として考えていただければありがたいと。   それからもう一つは、英語担当教師の英検準1級、これが現在、志免町で中学の英語の先生が何人いて、国が到達目標とする準1級に何名の方が合格しているのか、この辺のことをまず最初にお聞きします。 ○議長(丸山真智子君) 吉冨学校教育課参事。 ◎学校教育課参事(吉冨哲哉君) 英検準1級につきましては、中学校の教員12名、町内におりますが、そのうち準1級レベルに達しているのは1名でございます。 ○議長(丸山真智子君) 牛房議員。 ◆11番(牛房良嗣君) 今報告がありましたように、中学の英語の先生は12名、そのうち、要するに国がぜひこれだけのレベルアップを図ってもらいたいというのは準1級でございますが、これに到達している人は2人ということですね。1人か。1人しかおらん。こんなの残念。1人という。私は、1つはもう英語の先生が、実力がある先生だったら、子どもの実力は必ず上がります。間違いなく上がります。しかし、先生のレベルが低いとは言いませんが、指導力とか、あるいは資格についてもそうですが、低レベルのところでは、やっぱり子どもは低レベル、これは理屈じゃなしに、そういったことが証明されております。そういった意味で、私は町長にお願いしたいのは、英検準1級に挑戦する先生たちへの支援をしっかりやってもらいたいと。どういうことかというと、まず受験料、あるいは勉強する研修費、そういったことを含めて、私は先生たちがそういうとこに挑戦しようという意欲を持たせるような施策をやっていただけませんかという。これは、何も先生のレベルアップじゃないんです。1,300人おる中学生のレベルアップを先生のレベルアップによって引き上げていこうということでございまして、先生の支援というのも、子どもの支援をしてるんだという感覚を持って対応していただきたいなと。   今、2つのことを申し上げましたが、町長、どういうようにお考えですか。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 中学校の英語の指導者12名に対して、準1級以上の資格を持ってるというのが1名というのは非常に少ないというふうに思っておりますが、言われるように、検定費用もかなり高額にかかるわけでございまして、教育委員会としっかりその辺は調整しながら、助成できるものは助成していきたいというふうに思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 牛房議員。 ◆11番(牛房良嗣君) もうこれで終わりなんですが、私は最後に、これは教育長のほうにお願いしたいと思うんですが、先ほど、吉冨参事のほうから、477名の調査対象者のうち291名が、要するに国が指定する英検3級に匹敵する能力を持っている生徒が291名、186名の子どもたちが、残念ながら、3級のレベルに行かないで、4級、5級のレベルの子どもたちが186名出ていることなんです。私は、この子どもたちに、これはもう英検の調査というのは12月で終わります。あれは12月の初めで終わるわけですから、12月、1月、3月、3か月卒業するまでにあります。2か月は間違いなくあるんです。その間に、もう一回、子どもたちに英検3級の挑戦のチャンスを与えていただきたい。そして、卒業時には、英検3級のライセンスを持って、私は高校に進学してもらいたいなという思いを持っております。これは教育長、いかがでございましょう。 ○議長(丸山真智子君) 金子教育長。 ◎教育長(金子眞恵君) 志免町の子どもたちの英語力は、長期にわたり、議員がおっしゃいますように低迷しておりましたが、先ほど、参事も言いましたが、本年度、国が掲げている目標値の50%を突破いたしまして、学力向上に弾みをつけることができました。生徒にとりましては、今後の学校生活への自信となっておりますし、教員は、これまでの丁寧な指導が実を結んだことに喜びを感じ、さらに充実した指導を行うことに意欲を見せております。今年度、3月卒業の日まで、子どもたちへの英語力向上、学力向上に向けて支援を行ってまいりたいと思っております。   先ほど、町長も申し上げましたが、英検受検料支援につきましては、英語力向上が数字に表れてきている状況を好機と捉えて、英語検定料支援について前向きに検討する段階に来ていると思います。   先ほど、英語教育支援隊のお話をいただきましたけれども、この方々が活用できますならば、そういった活躍の場をどこにするか、学校等と話し合ったり、また先ほど提案いたしましたイングリッシュ・サマーデイキャンプの中で、御参加いただいて、御支援いただくというようなことも考え、最後の最後まで、3月31日までの努力を惜しみなく尽くしたいと思っております。 ○議長(丸山真智子君) 牛房議員。 ◆11番(牛房良嗣君) 私が申し上げるのは、186名は非常に寂しい思いをしていると思うんです。自分の至らなさのために。しかし、学校のほうでは、1人の子どもも見捨てない、置き去りにしないという本来の、私は立場に立って、最後のテストまでは子どもたちに寄り添ってやっていただきたいなと、これが子どもは仮にこれで英検3級のレベルに達せなくても、最後まで、志免中学の先生たちに支えられたと、よし今度はこれで未達に終わったけど、次の高校では自力でもっと前へ進む気力と決意を、私は子どもたちにいただければありがたいなと、こう思って、ぜひそういうことをひとつ頑張ってもらいたいと。時間も参りましたが、要は、令和3年はいずれにしましても、これだけのトップグループに入るような大きな風穴を開けてくれました。志免町にとったら、まさにこれは正念場であり、真価の問われる年だと思います。町が一丸となって、未来の子どもたちのために尽力、力を尽くすということを、我々も協力してやっていきたいと思います。コロナは2年、英語は一生です。どうかひとつ、子どもたちのために、ぜひひとつ町長、教育長を先頭に、令和2年にすぐる成果の上がることを心から期待しまして、私の一般質問に代えさせていただきたいと思います。町長、何かありましたら、ひとつぜひ最後に町長のコメントをいただきまして、一般質問を終わりたいと思います。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 先ほどから、子どもたちの英語教育について熱く語られました。子どもたちは、中学を卒業しても、まだまだ勉強は続くわけでございまして、今言われますように、卒業するまでが志免町の公立中学校での生活だと。それからもまだ続くわけでございまして、今言われますように、12月過ぎ、1月、2月でもしっかり勉強を継続してもらうことを視野に入れて、教育委員会としっかり取り組んでいきたいというふうに思っております。 ○議長(丸山真智子君) 牛房議員。 ◆11番(牛房良嗣君) 以上で終わります。 ○議長(丸山真智子君) 牛房議員の一般質問を終わります。   ただいまから休憩に入ります。再開は13時30分といたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~              休憩 午後0時26分              再開 午後1時30分            ~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(丸山真智子君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。   一般質問を続けます。   次に、7番丸山卓嗣議員。質問時間30分です。   丸山卓嗣議員。 ◆7番(丸山卓嗣君) 通告に従いまして質問させていただきます。   本日は、まちづくりという大きなテーマをテーマに、3点、提案という形も含めて質問させていただきます。内容といたしましては、1点目が福岡市との連携、志免町の方向性について。2点目が教育特区志免町を目指して。3点目が交通インフラ整備についてです。   私は、政治の原点、役割は、教育とインフラであると考えております。まちづくりにおいても、そこを最も重要な課題と捉えて取り組んでおります。今回の質問では、町長、副町長、教育長にまちづくりに対する考え方や方向性、これまでの実績や経過、今後の課題などについてお伺いしたいと思います。また、質問の中で、提案という形で、私の思いについても述べさせていただきますが、率直な御意見を伺いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。   それではまず初めに、福岡市との連携、志免町の方向性についてです。   志免町のまちづくりにおいて、これまで近隣との連携といえば、糟屋地区1市7町あるいは粕屋南部志免町、宇美町、須恵町といった3町との比較連携ばかりに話が向かいますが、私は本来、一番に福岡市を考えなくてはならないと思います。福岡市の高島市長は、福岡市に限定することなく、広域的に地域の発展を考えていくことが福岡市の発展につながり、ひいては近隣市町村や福岡県、九州、日本の発展につながるとの考え方を示されています。これは、隣接する志免町にとって、千載一遇の大チャンスと捉えるべきではないでしょうか。   私は、糟屋郡の近隣町との連携は大変重要であると認識はしております。福岡市と連携したまちづくりを目指すことも忘れてはならないと思います。むしろ私は、福岡市と連携したまちづくりを目指すべきだと考えております。   そこで、1つ目の質問をさせていただきます。   福岡市との連携についてですが、先ほど申し上げましたように、福岡市の高島市長は、福岡市に限定することなく、広域的に地域の発展を考えていくとの考え方を示されています。そのことに対しまして、町長の考えはいかがでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 福岡市との連携というお話でございます。高島市長が、広域的に地域の発展を考えているというようなお話がありました。高島市長とも、年に数回、お話しする機会がありますが、市長の考えとしては、この福岡都市圏17市町で連携する都市圏協議会というのがございます。この都市圏協議会で、いろんな地域との連携等が出てくるわけで、今でもこの都市圏17市町での連携としていろんな事業が進められております。そういったことで、地域との連携を言ってあるんじゃないかなというふうに思っております。現在、福岡市と志免町だけの連携というのはございません。しかしながら、過去において、連携といいますか、福岡市から高度な技術を持った職員を志免町に派遣していただいた経緯はございます。上下水道だったり、環境部局だったり、それも連携に入るかと思いますが、そういったことは過去においてありますが、個別に福岡市とどこかの町が、また志免町が連携するというのは、今のところございません。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。 ◆7番(丸山卓嗣君) 今、個別で連携という、そういうお話というのはあまりないというふうな答弁をいただきましたけども、私としては、もっと福岡市に連携をアプローチしていくべきだというふうに考えております。例えば、具体的に申し上げますと、例えば都市高速や地下鉄の延伸、モノレールといったもの、そのほかにも学校施設や体育館やグラウンドといった体育施設等、国際会議場とかも含めてですけども、これらのことに対してどんなアプローチをこれからすることが可能なのかとか、今後、アプローチをしていく用意があるか、もしくはそのほか、特に考えていること等あれば、お聞かせください。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 福岡市と、先ほど言いますように、直接的な連携というのはございませんが、今言われますように、都市高速とか地下鉄延伸につきましては、福岡市と志免町というだけではなくて、都市高速についても、今いろんなお話があって、郡内にも都市高の延伸とかもあります。地下鉄延伸も、先日お話ししました飯塚からの福岡空港の地下鉄乗り入れ、これは志免町と福岡市というよりも、近隣糟屋6町と福岡市の関係がございます。そういった意味では、しっかりと連携を図りながら、都市高、地下鉄の延伸について協議をしていくということでございます。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。 ◆7番(丸山卓嗣君) 糟屋郡が連携して、福岡市と今、アプローチというか、連携していくという話もありましたが、次の質問ですけども、市町村合併に関わることなんですけど、過去に議会においても、合併問題調査特別委員会を設置するなど、これまで様々な議論がなされてきたと思います。簡単に経緯を振り返りますと、平成14年、まず糟屋南部3町、志免、宇美、須恵において市町村合併協議検討がされましたが、合意には至りませんでした。その後、平成18年、糟屋中部3町、篠栗、久山町、粕屋町を加えた6町で協議を開始し、法定協議会設置への手続を各町議会へ諮りましたが、久山町、粕屋町での議会の承認が得られず、その結果、平成20年3月をもって合併の話は終結しているとの状況だと思います。   そこで、質問なんですけども、現在のところ、市町村合併に向けての機運の高まりはなく、そういった話が持ち上がらないというのが実情かと思いますが、市町村合併について、町長は現在どのようなお考えをお持ちでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 市町村合併につきましては、当初、私就任当時から、合併は人口規模によりますが、10万ぐらいの都市を目指すべきだという持論はございます。今現在、糟屋郡6町の中で合併問題についてはなかなか話が出てこないというか、進まないというか、そういう状況でございます。過去において、今言われますように、平成14年からのいろんな協議が行われていました。その前には、福岡市との合併も当時ありました。そういったもろもろの過去のことはございますが、今現在、この糟屋での合併につきましては、話が全く出ない。雑談の中では、将来的にはどうかという話は出ますが、今の段階では、そういう話が全く出ていないのが現状でございます。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。 ◆7番(丸山卓嗣君) 今もちょっとお話出ましたけども、合併相手として、または連携先として、過去に福岡市との合併について検討された、検討されたのであれば、その内容等、また協議に至らなかったのであれば、その経緯等、どのようなものだったのでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 福岡市との合併につきましては、昭和40年、41年にかけて、志免町と福岡市との合併問題が水面下でいろいろと行われまして、その結果、当時の首長が決断をされず、福岡市との合併が実現できなかったと。当時は、少しアプローチがあったみたいな話を聞きますが、当時の首長がその決断をしなかったというのが、福岡市との合併の話でございました。その後、逆に、今度は志免町から福岡市とのという話もございましたが、もう福岡市は今の現状でいきたい。近隣の都市圏については、衛生都市といいますか、その周りでもっと福岡市と連携をとか、いろんな話は出てますが、そういった状況でございます。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。 ◆7番(丸山卓嗣君) 私の考えですけども、私は、志免町は現在の状況をいろいろ考えますと、単独で市を目指すべきだと考えています。志免町は単独で市を目指す力をつけて、ビッグタウンにはできないまちづくりを進めていくべきだと考えています。大都市、いわゆる福岡市では、どうしても仕事の関係等で転勤者や単身赴任者などが多く、人の出入りが激しく、転居、転出が多い、地域コミュニティーが継続しにくいといった傾向があると思います。そこで、ビッグタウンにはできないということとは、福岡市、いわゆる都心と隣接している地の利を生かしながら、志免町総面積8.69平方キロメートルというコンパクトな地形を武器として、家族や友人、兄弟など、人のつながりを感じられる地域を目指すことであると考えています。つまり、志免町に家を建てたい、志免町に帰ってきたい、住むなら志免町やねと言われるような定住化の取組を促進することだと考えています。   そこで、質問なんですけども、まず町が定住化促進を後押しし、おじいちゃんや子ども、孫といった世代を超える地域コミュニティーを後押しし、ビッグタウンにはできない人のつながりを感じられるまちづくりを目指すこと、これが第一だと考えますが、町長のお考えはいかがでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 志免町のよさ、福岡市から志免町に転入されてこられる方は、福岡市にはない程よい空間といいますか、そういうものを求められて志免町に転入されてくるんじゃないかなというふうに思っております。先ほどからの御質問の中に、単独でという話も出てますが、今現在、志免町で、いろんな方のお話、また現状を見ますと、なかなか今、4万7,000弱で推移しておりますが、これからそういう人数定住者促進に向けた土地の確保というのが非常に難しいわけでございます。絶対的なそういう住居地域が、家を建てる用地が少ないというのが現状でございまして、今志免町の空港寄りというところはほとんどがマンションの形になってまして、町の全体からいいますと、一戸建てとマンションがほぼ同数という形の形態でございます。そういったことを考えますと、なかなか単独で5万というのは非常に難しい。その前に、いろんなしなくてはいけないこともございますが、今将来的に5万を超えるのは、非常に今の現時点では難しいんではないかというふうに思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。 ◆7番(丸山卓嗣君) 僕は難しくないと思ってるんですけども、そのためにやれること、具体的には、低層住宅地の建蔽率と容積率の緩和、また低層住宅地または低層住宅地以外の高さ制限の緩和を行うべきだというふうに考えてます。   まず現在、桜丘や向ケ丘とか、団地の部分は低層住宅地、建蔽率は40%、容積率は60%ですが、これは2世帯住宅やバリアフリーの家を建てるには十分と言えないと思います。このことについて、何か取組等行ってあるのか。また、なされてないのであれば、どういう理由でなされていないのか。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 建蔽率等々については、いろんな方の御意見もありまして、今、議員が言われるように、建蔽率等の問題を少し緩和すれば、そういった建て替え等についてもっと2世帯住宅等を建てやすいというような話も伺っております。全くそういうことに関して協議しないわけではございませんが、今の建蔽率等を考えますと、町の景観といいますか、1戸1戸の家の敷地全体に大きな家が建つと、隣の家の関係とか、今の現状がいいという方もおられるわけでございます。その辺はしっかりと、今後のことにつきまして、議員が言われますように、今後、将来同居したいとか、2世帯で過ごしたいという方のお考えもあろうかと思いますんで、取組をしっかり協議をしてまいりたいというふうに思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。 ◆7番(丸山卓嗣君) それともう一つなんですけど、高さ制限についてですが、現在、低層住宅地は10メートル、低層住宅地以外の高さ制限は大部分が20メートルということですが、志免町の特徴であります面積が狭くてコンパクトな町ですので、高さ制限に関しても緩和を行うべきではないかというふうに考えておりますが、これについて、また何か取組をされていることとか、なされてないのであれば、何か理由があるんでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 今言われますように、高さ制限につきましては規制がかかっておりました。これは、町が当時、人口抑制だったり、いろんなことをする上で、そういう高さ制限をかけた経緯がございました。1つは、そういった高さ制限の区域で申請すれば、その地域がもう少し高さ制限を緩和できる措置もございます。しかしながら、当時の、今の状況、また当時は水問題で非常に志免町が苦労した経緯もございます。そういった意味で高さ制限を設けさせていただいた経緯がございまして、空港に近いという利点、また逆に空港法の関係もございました。規制につきましては、これからもその当時のことを振り返りながら、再度いろいろ協議をしていかなければいけないというふうに思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。 ◆7番(丸山卓嗣君) 私は、市を目指すという観点からいくと、この2点が一番大きなキーワードになってくるんではないかなというふうに考えております。   この質問項目の最後に、町長にお聞きしたいんですけども、私はまず単独で市を目指すべきだというふうに考えています。将来的に、近隣市町村、粕屋町を中心とした市町村合併も必要だということも考えられますが、今現在では、私は市を目指すべきだというふうに思います。単刀直入に、志免町長は市を目指す考えはありますか。それとも、また市になった場合に、そのメリット、デメリットというものの考え方がありましたらお聞かせください。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 市になることは大きなメリットとしては、いろんな企業の方からも言われますが、福岡県糟屋郡志免町というイメージ、企業イメージ、福岡県何々市というイメージ、やはり企業としてのイメージからすると、市のほうがイメージ的にはいいわけでございまして、そういう話もよく聞かせていただきます。   機運が高まって、それなりの体力がついて、もちろん必要条件の5万を超して、そういったことが整えば、単独で市も当然あり得ると考えております。   以上です。 ○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。 ◆7番(丸山卓嗣君) ありがとうございます。   それでは次に、教育特区志免町を目指してというテーマで質問させていただきたいと思います。   まず、私はこれまでも教育に関して、小中一貫校の導入、それに伴う通学区域制度の弾力的運用、2学期制度を廃止し、3学期に戻すなど、様々な教育改革の必要性を訴えてまいりました。それは、教育こそが町の基盤、財産であるとの思いからです。志免町のこれからのまちづくり、発展のためには、教育に特化した子育てしやすい町、教育特区志免町を目指すべきだと考えております。   そしてもう一つ、先ほど申し上げましたが、志免町が単独で市を目指すに当たり、ただいつかはなるだろうと待っていてもならないと思いますし、むしろ教育の町志免町と明確なビジョンを軸に市を目指すことを公言すべきだと考えています。   そこで、私からの提案ですが、まちづくりとして、スーパーベッドタウン構想を立ち上げてみてはいかがでしょうか。志免町は、御存じのとおり、福岡空港や博多駅、地下鉄や高速道路といった主要交通拠点へのアクセスに恵まれた場所に位置し、福岡市と隣接する住みよい町であることが魅力の一つと言えます。私が提案するスーパーベッドタウン構想とは、この志免町が位置する好条件に加えて、小中一貫校を軸とした教育改革を行い、教育特区として志免町の教育ビジョンを広く町内外に発信、アピールして、安心して子育てができる町、子育て世代がどんどん集まってくる町を目指していくものです。これらの教育のまちづくりによって、子育て世代や働く世代が集まり、その結果、さらに高齢者福祉や地域交流コミュニティーの充実、町の活性化につながっていくと私は考えます。   現在、人口減少時代と言われる中で、志免町はこれまで福岡市のベッドタウンとして、マンション建設など、住宅開発が進み、人口は右肩上がりに増加をしてきました。その結果、福岡県下でもマンモス校と呼ばれるほどに、小・中学校の児童・生徒数も増えている状況があります。がしかし、今はもう福岡市のベッドタウンというだけで人が集まってくる時代ではありません。町に魅力がなければ、何もしなければ、人は集まらず、逆に減っていく一方だと思います。   そこで、質問いたします。   これからのまちづくりを考えていく上で、特色を打ち出すことは大変重要なことであり、それが私の提案する教育に特化したまちづくり、スーパーベッドタウン構想教育特区志免町です。この提案に関して、町長並びに教育長のお考えをお聞かせください。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 志免町が特色あるまちづくりの中で、教育に特化したまちづくり、またスーパーベッドタウン構想と、小中一貫教育というようなお話をされました。大変すばらしい構想だと思っております。令和元年の12月議会で、丸山議員の質問の際に小中一貫教育について議論をさせていただきました。確かに、小中一貫教育というのはすばらしい発想だと思っております。今の現状を見ますと、将来的には分かりませんが、今の現状では小中一貫的なとこは非常に厳しいんではないかなという思いでございます。町の将来像等、長いスパンで考えると、これも一つのことも考えておかなければいけないと思いますが、今の時点では非常に厳しい。   また、教育に特化したまちづくりというのも非常にすばらしい発想だと思っております。しかしながら、今の現状、町がやるべきこと、いろいろあります。課題もいろいろございます。そういった中で、教育をおろそかにするわけではございませんが、しっかり教育も入れながらまちづくりを進めていかなければいけないというふうに思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 金子教育長。 ◎教育長(金子眞恵君) 住民の方々から教育に手厚い町志免町、このように言われることがどれだけ魅力的でありましょうと、私も同じ思いでございます。しかし、教育特区につきまして申し上げますと、これまた魅力的でございまして、学校制度の枠組みから外れた大胆な学校づくりがなされておりまして、小・中高の一貫教育や企業法人立学校、あるいは不登校児童・生徒を対象にした新しい学校づくりなど、全国にその実例がありまして、目をみはるものがあります。この教育特区の取組におきましては、国からの支援や保護者、地域住民の合意といったものが必要であると同時に、地域の特性、これが実現の鍵となるというふうに捉えております。また、ある一定の成果を上げた後、継続的に続いていくものでございますので、いかにその機能を継続させるかということが課題であるというようなことも、実践例から聞き及んでおります。   また、小中一貫校の導入につきましては、令和元年の12月定例会の丸山議員の一般質問の際に、すばらしい提案であるということをお伝えいたしましたことと併せまして、建設用地や費用などの問題から、現状では難しいというふうに回答させていただいておりました。町として掲げる教育理念の達成に向けて、効果的、効率的な取組を検討する中で、特区でなければ実現できない、そういった明確な課題が浮き彫りになりましたら、教育特区、小中一貫校については、また改めて考えさせていただきたいというふうに考えております。 ○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。 ◆7番(丸山卓嗣君) 現状をお聞きしましたが、私たち子育て世代といいますか、働き盛りの世代、私たちの世代が家を建てるとき、またどこに住むかと選択肢を考えたときに、やっぱり子どもの教育がしっかりしているところ、そういうところを選択するように思います。私たちの近い友人たちも、教育に力を入れている町というところが、少しでも町としてアピールしているところが見えれば、そこを信じてそこに住もうというふうな気持ちにもなると思いますし、町が逆に選ばれるという立場であるということを御理解というか、肝に銘じていただきたいなというふうに思います。   教育というものは、町を選ぶ、選択する上で一番重要な課題であるというふうに思いますので、今後も引き続き、新しいものにチャレンジするという姿勢を忘れず、教育の先端を行くという気持ちで取り組んでいただきたいというふうに思います。   次の質問に移りたいと思います。   学校教育と社会教育の充実、一体改革についてお伺いしたいと思います。   近年、新たな学校づくりの在り方として、学び場である学校を地域との連携を深める場所として使うという観点から、余裕教室の利活用促進や学校施設の複合化などを求められています。私、昨年12月議会の一般質問でも簡単に触れましたけども、いわゆる学校開放論、複合化論の推進です。学校施設、学校を活用することによる地域に対する効果として幾つか挙げられますが、今回、4つほど紹介させていただきたいと思います。1つ目が、学校を住民活動の場としても利用することで、生涯学習の拠点となるほか、住民同士のつながりが強まる、地域への愛着が深まる。2つ目に、身近な学校へ集い、地域活動を行うことで、地域を見詰め直すきっかけになり、見いだした地域資源等をブランド化し、地域を活性化している例も多い。3つ目、子どもと地域の人々において、顔と名前が一致する関係が出来上がり、子どもを見守る大人が増えることで犯罪発生率が低く、安全で安心な子育てしやすいまちづくりに寄与している例もある。4つ目に、地域における活動が評判になり、転入者が相次いだ結果、不動産価値が上昇しているといった地域もあるといった事例が挙げられます。   そしてもう一つ、先ほどは地域への効果ですけども、児童・生徒への効果として、幾つかありますが、3つほど紹介させてもらいます。1つ目は、地域行事へ身近に接する機会が増えることで地域への愛情が深まると同時に、積極的な姿勢で地域行事に取り組むようになる。不登校であった生徒が地域と関わりを持つ機会を得ることで自信を取り戻すなど、大きな成長が見られるケースもある。3つ目に、学校で防災教育の成果を生かし、災害発生時には生徒自らが地域住民の避難を支援したり、避難所運営に率先して協力しているという事例も挙げられます。   このように、地域の住民にとってなじみの深い学校を活用、開放することで、児童・生徒への教育だけでなく、地域活性化に大きな効果を発揮するということも期待できます。志免町では、現在既に、学校が使用しない時間帯は、地域住民や社会教育団体等に体育館や運動場、屋外グラウンドを開放しています。ですが、これからは、校内の余裕教室、空き教室や特別教室、音楽室、家庭科室、図書室等への開放範囲を拡大して、学校教育と社会教育が一体となり、地域に開かれた学校施設の運用を検討していくべきだというふうに考えております。   補足しておきますが、今回言う余裕教室とは、余裕教室を使って学習塾が行われたり、そろばん教室が行われたり、特別教室、いわゆる音楽室や家庭科室を使って塾や調理教室等が行われたり、図書室が地域に開放されるというようなイメージです。   そこで、質問いたします。   余裕教室利活用促進につきまして、今まで検討されたことはありますか。なければ、検討されなかった理由等あれば教えてください。 ○議長(丸山真智子君) 池松学校教育課長。 ◎学校教育課長(池松貴恵君) 志免町におきましては、これまで児童・生徒数が増加傾向で、かつ特別支援学級の数も増加傾向にございまして、恒久的に余裕となる教室等はありませんでしたので、余裕教室の利用促進ということを検討したことはないということになります。 ○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。 ◆7番(丸山卓嗣君) 特別教室に関しては。 ○議長(丸山真智子君) 池松学校教育課長。 ◎学校教育課長(池松貴恵君) 特別教室に関しましては、出入りの関係といいますか、特別教室にもいろいろな備品等が設置されている等もありまして、そういったものの備品の管理等の関係もあり、なかなか地域の方に貸し出すということをすぐには検討するということはなかなか難しいといいますか、不特定多数といったらあれなんですけど、不特定多数の方が施設を利用する、学校の校舎を利用することで、児童・生徒の安全性の確保がちょっと問題になるとかということもありますので、そういったことも、今までは検討したことがございません。 ○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。 ◆7番(丸山卓嗣君) 現在、余裕教室、いわゆる特別教室、図書館等々の開放について、全国的にも取組が行われている状況でもあります。いろいろ今述べられましたように、私が思うメリット、デメリットももちろんありますが、今後、開放に向けて検討するという考えはございますでしょうか。   町長、教育長に。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 学校開放につきましては、実は昭和50年代の前半に、学校開放につきまして、文科省からいろんなことが提示されておりました。今現在、運動場等につきましては、土日、社会教育団体等で利用されている。当時、昭和50年代前半だったと思います。そういった学校開放について、文科省からいろんな提案がございました。この学校開放につきましては、先ほど課長が申し上げますとおり、志免町の場合には、余裕教室が少ない。そういった意味で、非常に今の時点では難しい。ただ言われるのは、図書館の開放だったり、その辺の部外者からのセキュリティーとか、そういった問題は当然あるわけですが、そういった図書館を地域の方に開放するということはできるのではないかな。いろいろ課題はございますが、そういったのをクリアすれば、開放できるんじゃないかなというふうに思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 金子教育長。 ◎教育長(金子眞恵君) 余裕教室はありませんので、教室での利活用は難しいというふうに考えますけれども、家庭、学校、地域が連携、協働して、それぞれ役割を持って子どもを育てる体制を整えるということは大変重要であるというふうに考えております。まずは、地域と学校が一体となってよりよい学校教育を目指すという方向性にはありたいと思いますので、コミュニティ・スクールの取組を進めていきたいというふうに思っております。   学校は、子どもの学び場というだけでなく、地域住民の生涯にわたる学習の場でありまして、さらには災害時の避難所としての役割を担うというような地域住民にとっても大変身近な公共施設でございますので、学校施設を地域コミュニティーの拠点と位置づけることは大事な視点であるというふうに考えております。   学校開放、複合化につきましては、多くの余裕教室が出てくる、あるいは学校施設の大規模な改修が必要になるといった機会を捉えて、例えば先ほどから挙がっておりました改修時に児童・生徒の動線と利用者との動線が交錯しないような工夫を併せて行うといったように、町の実情に応じまして、児童・生徒の安全の確保や施設の活用における様々な問題などと向き合いまして検討を進めていく課題であるというふうに思っております。 ○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。 ◆7番(丸山卓嗣君) メリット、デメリットという部分で、今までは学校は学校という考えで、セキュリティー上の問題等、いろんな人が出入りしないような環境というとこで、学校は学校と。社会教育においても、それは社会教育が何かしようとしたときに、それは学校には必要ないからということで位置づけられたようなところもあると思います。でも、現在は、社会教育並びに地域との一体改革という観点からいくと、もちろん学校では必要ないけども、社会教育では必要だとか、社会教育でも必要ないけど、地域には必要だとかということも出てくると思いますので、そこを学校は学校というもので区切るんではなくて、柔軟に対応していく上で、社会教育並びに地域との一体改革というような考え方で、今後教育にも取り組んでいただきたいというふうに私は思っておりますので、よろしくお願いします。   それで、もう一つ、昨年12月議会でも質問で申し上げましたが、学校施設の開放に加えて、複合化も魅力あるテーマだというふうに感じます。私が考える学校複合化とは、一般的に言われる公民館や図書館、保育所や福祉施設だけではなく、病院やコンビニ、銀行やスーパーや飲食店など、民間企業を含めた複合化を想定しています。もちろん予算や管理運営上、様々な問題、課題があると思いますが、大変夢があるテーマであり、全国的にも注目される先進的な事例として、教育特区志免町を目指す上で欠かせないこのプロジェクトを、ぜひ御検討いただきたいというふうに考えます。   この複合化について、具体的にどうこうというあれではありませんが、町長、教育長の考えをお聞きしたい。また、検討する余地があるかというところもどうお考えでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 当初、この一般質問の提示があったときに、学校開放、複合化というような文言がございまして、私の捉え方としては、複合化というのは町民が利用できる施設というような認識でございました。今言われる民間企業とのタイアップといいますか、ちょっとそこは想定はしておりませんでしたが、いろんな事例もあるだろうと思います。その辺も含めて、先ほどから申し上げますとおり、地域コミュニティーの拠点である学校をいかに開放していくか。また、それにはいろんな課題もありますが、その辺をよくよく検討しながら、地域に開かれた学校という形では進めていかなければいけないというふうに思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 金子教育長。 ◎教育長(金子眞恵君) 児童・生徒の安全確保、これはまずは第一優先に考えさせていただきまして、しかし地域住民のニーズにも応えるという形が、どういったところですり合わせが利くかというところを検討しながら進めてまいりたいと思っております。 ○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。 ◆7番(丸山卓嗣君) 引き続きよろしくお願いします。   それでは次に、最後の項目に入りますが、交通インフラ整備についてです。   冒頭、私は、政治の原点、いわゆる役割は、教育とインフラであるというふうに申し上げました。これは、どちらか一方が欠けても機能せず、教育とインフラの両輪がかみ合ってこそ、町の発展、まちづくりの実現につながるというふうに確信しています。   慢性的な県道68号線の渋滞など、志免町にとっても交通インフラの整備は将来に備える観点から重要課題だと感じています。交通インフラ整備が遅れることで、福岡市やより利便性の高い地域へと転出される可能性もあり、まちづくりに大きな影響を与えることも想定されるため、危機感を持って取り組むべき課題というふうに考えております。   これまでも私は、緑道、いわゆる旧勝田線跡にバスを通し、まちづくりと交通インフラの象徴をつくることの提案をさせていただきました。昨年9月議会では、町長より、有意義な提案であり、将来的に町の将来像を考えるとき、検討もあるというような、前向きな回答をいただいたところです。   質問させていただきます。   まちづくりに交通インフラ整備は欠かせないものであり、中・長期的な視点で考えていかなければならない重要な課題でもあると思います。今後、何か中・長期的なビジョン、何か具体的にございましたら、教えてください。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 議員が言われますように、交通インフラ整備は大変重要な問題でございまして、志免町の現状を振り返りますと、県道をバスが、西鉄バスで市内まで通勤される、また地下鉄まで行って、空港地下鉄からというような状況でございます。慢性的な渋滞の中で、非常に厳しい状況でございます。そういった中で、インフラ整備将来ビジョンについてしっかり検討していかなければならない。今回、福祉巡回バスを含めまして、交通インフラ整備につきまして、経営企画課のほうでしっかりとしたものをつくり上げていきたい。今までビジョン的なものはございませんでした。そういったことを含めまして、そういった将来的な交通ビジョンについて、経営企画課のほうで、今まで福祉巡回バスは福祉課とか、いろんなとこでまたがっておりました。都市整備も絡んでまたがっていました。そこら辺を経営企画課でしっかりと統一したところで今後検討していくというふうにしております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。 ◆7番(丸山卓嗣君) ちょっと質問が1つ飛んだんですけども、さっきの一つの課として、福祉巡回バスのコミュニティーバス化について、町長に早急に一つの部署を整備して検討していくというふうな見解をいただいて、その後、どのような課でどのように進めていって、どういうビジョンを持ってやるのかというところを質問しようと思ったんですけども、今の回答が今の全てというとこでよろしいでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 今、先ほどから言います福祉巡回バスについては、福祉課のほうでいろいろコースを変えたりいろいろしております。これからのことを福祉巡回バスでずっと継続していくのか、それともコミュニティーバス化して、例えば志免町の一番今悩んでる空港までだったり、例えば粕屋町の駅にだったり、町内外を巡回するような、そういったコミュニティーバス化も視野に入れながら、経営企画課のほうでしっかりと検討してまいりたいというふうに思っております。 ○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。 ◆7番(丸山卓嗣君) 具体的に、1つ私からの提案というか、お願いなんですけども、志免町というのは公共交通機関の整備、渋滞の解消など、広域的な視点で検証していく必要があると思います。例えるならというか、地下鉄延伸によって志免町に駅ができたらいいなと、もしくは都市高速が延伸され志免インターができたらいいなとか、そういう夢は持ち続けてますし、実現するべく動くべきだというように思います。今後、この件に関しては、市営地下鉄であり、福岡市の都市高ですので、福岡市との連携等が、必ずアプローチも含め必要になってくると思いますが、町長の考えるそれに対する考えとかアプローチと、その点、何かありましたらお聞かせください。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 本当に志免町の今の現状からすると、地下鉄の駅が志免町にできる、また都市高速の出入口が志免町の中にできるということは、非常に期待をしてるとこでございます。実は、九州地方整備局の局長さんと昨年お話しする中で、都市高速の延伸について、今その局長さんは国交省に戻ってありますが、しっかりそのことを踏まえて、都市高の延長を国も進めていきたい。ある程度の図面もいただいておる中で、町としても近隣町としっかり連携を取りながら、志免町の問題だけではなくて、都市高から福岡インターまたは須恵のインター等を含めて検討されている状況の中で、町としてもしっかりアピールをしていかなければいけないというふうに思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。 ◆7番(丸山卓嗣君) ぜひとも積極的によろしくお願いいたします。   最後になります。   以上、本日大きく3点について質問させていただきました。総合して一言で申し上げますと、私たちの息子や孫や友人、身近な人たちに、自信を持って志免町に帰っておいでと言える魅力ある町にしていきたい、またしていかなくてはならないというふうに思ってます。考え方として、私は現状維持は衰退の始まりであるというふうに、私は思ってます。まちづくりを行っていく上で、10年先、20年先を見据えて、失敗を恐れることなくチャレンジしていく姿勢を忘れてはならないとも思ってます。今後も町長のリーダーシップを期待しております。   最後に、全体を通して何かありましたら、町長お願いします。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 志免町の将来像について、いろんな御提案をいただきました。教育の町を目指すまちづくりについて、また今志免町の現状の交通インフラ整備、本当に将来、10年後、20年後を見据えたまちづくりが必要だというふうに思っております。町の今、県道の渋滞状況を考えると、一日でも早く、この渋滞緩和に向けて、都市計画道路志免宇美線の完成も含めまして、インフラ整備には力を入れていかなければいけないというふうに思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 丸山卓嗣議員。 ◆7番(丸山卓嗣君) 本日は、以上で終わりたいと思います。真摯な御回答ありがとうございました。 ○議長(丸山真智子君) ただいまから休憩に入ります。再開は14時30分といたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~              休憩 午後2時29分              再開 午後2時30分            ~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(丸山真智子君) 休憩前に引き続き会議を再開します。   一般質問を続けます。   次に、12番大西議員。質問時間30分です。   大西議員。 ◆12番(大西勇君) 通告に従って質問させていただきます。   本日は、午前中、午後、御三方ともスケールの大きな質問が続きましたけども、今回はコロナ禍であり、私のほうはピンポイントに絞った質問をさせていただきますので、明確な御答弁をよろしくお願いいたします。   現在のコロナ禍において、昨今はワクチンという言葉を毎日何回となく聞かない日はありません。また、今回ほどワクチンの重要性というのを再認識させられたことは過去にないのではないかと思っております。余談ではありますけども、先週、町内会の回覧板で、高齢者肺炎球菌ワクチンの接種の案内を見ましたので、早速行き着けのクリニックに連絡したところ、既にあと一人分しか残っていないということで、次回入るのはいつになるか分からないということでございました。これもワクチン接種という意識が高まっている現象かなと思いました。   また、4月から予定されているコロナワクチンの集団接種については、現在、担当課をはじめ、対策本部の方々の大変な御苦労を考えれば、本当に頑張ってもらいたいし、感謝申し上げたいと思っております。   そのワクチンというものが注目されている中で、同じワクチンでも、今回は小児ワクチン予防接種後の再接種ということについてお尋ねします。   この再接種とは、あまり聞かれない言葉ではないかと思っておりますけども、本日の本題でありますので、少し紹介させていただきます。   小児がん等の治療のために、造血細胞移植、すなわち骨髄移植を行った場合、定期予防接種で獲得した免疫が低下して、もしくは消失して、感染症にかかりやすくなる状態だということであります。そして、移植後の予防接種を受けた後、再度接種を受けなければ、命をつなぐことはできないということであります。しかも、その再接種費用は全額自己負担ということで、家庭においては大きな経済負担となっているのが現状であります。   そこでまず、本題に入る前に、そもそもこのワクチンや抗体というのはどういうものなのか、まずお尋ねします。大丈夫かな。通告してないけど。
    ○議長(丸山真智子君) 徳永健康課長。 ◎健康課長(徳永康國君) すいません。調べておりません。              (12番大西勇君「誰か分かる人いますか。ごめんなさいね。通告してないからあれだけども。そのくらいというか、まず」と呼ぶ) ○議長(丸山真智子君) 大西議員。 ◆12番(大西勇君) このワクチンというのは、接種することによって、対応した抗体が体内に入れば、その対象の病原体、ウイルス細菌に感染しても、それを即座に体内で攻撃し、排除して、病気の発症や悪化を防いでくれるというものであります。また、抗体というのは、ウイルスや細菌などの病原体に取りつき、それを無力化するたんぱく質のことということで書いてありました。   それでは、現在行われている定期予防接種についてお尋ねします。   ちょうど今月号のしめ広報を見ておりましたら、先週がこの子ども予防接種週間ということが載っておりました。そこで、初めに、子どもの定期予防接種についてお尋ねします。   これには、どのような種類があって、予防接種の回数は最高で何回ぐらい行っているのかお尋ねします。 ○議長(丸山真智子君) 徳永健康課長。 ◎健康課長(徳永康國君) 現在、子どもの予防接種の主な種類は、4種混合、2種混合、PCG、MR、麻疹、風疹、日本脳炎、ヒブ、小児肺炎球菌、ヒトパピローマウイルス感染症、水痘、B型肺炎、ロタウイルスの予防接種があります。最大で31回です。 ○議長(丸山真智子君) 大西議員。 ◆12番(大西勇君) 今、種類言われましたけど、10種類ぐらい、今以外にもあるんですけども、大体何回ぐらい行ってるかというのは、男女一緒で35回という回答ですか。 ○議長(丸山真智子君) 徳永健康課長。 ◎健康課長(徳永康國君) 接種回数は、最大で31回です。              (12番大西勇君「男女で。男女。ああ、いいですいいです」と呼ぶ) ○議長(丸山真智子君) 大西議員。 ◆12番(大西勇君) 31回ぐらいですね。これは、男子は25回、女子は28回というデータもありますので、そこら辺は31回ぐらいになると思います。   それでは、現行の予防接種は、以前とは考えられないほどの種類とか回数が多くなっておりますけども、それぞれの定期接種は何歳まで受けられるのかお尋ねします。 ○議長(丸山真智子君) 徳永健康課長。 ◎健康課長(徳永康國君) ワクチンの種類によって対象年齢が異なりますが、接種時期が早いものでロタウイルスがあり、生後6週から始め24週までと32週までで終了する必要がある2種類があります。接種時期が遅いのは、ヒトパピローマウイルス感染症は、小学校6年生から高校1年生までに接種していただきます。日本脳炎は、13歳未満まで打てますが、積極的勧奨の差し控えにより接種を受ける機会を逃した年代の方は、20歳未満まで接種する機会があります。 ○議長(丸山真智子君) 大西議員。 ◆12番(大西勇君) 私も今回、改めてこういう予防接種というのを勉強させていただきました。今、課長が言われましたけども、もっと普通、ネットでも何でも、調べたらもっと詳しく載ってるというか、何を答弁したかちょっと分からない。分かるような答弁をお願いしたいと思いますけども、B型肝炎とかBCGは1歳未満、麻疹、風疹は1期が1歳から2歳まで、2期目が小学校入学前の1年間、水痘は1歳から3歳未満まで、ヒブ、小児用肺炎球菌は生後2か月から5歳まで、4種混合は生後3か月から7歳5か月まで、いろいろです。日本脳炎6か月から7歳5か月までとか、そういうふうに書いてありました。そこら辺を聞きたかったんですけども、本当に細やかな予防接種の難しいというか、しかしこれが大事なことなんだと。今、課長が言われましたHPVヒトパピローマウイルス、これは小学6年から高校1年生相当の年齢の女子になっているということであります。   この中の一つを取り上げますけれども、それはこの、その中の一つのヒトパピローマウイルス感染症について、少しお尋ねします。これも通告を入れてましたので、これは子宮頸がんの原因の一つということで、女性の多くが一生に一度感染するウイルスであります。日本では、毎年約1万1,000人の女性が子宮頸がんにかかり、毎年2,800人が亡くなっているということでもあります。過去に、この予防接種も、国において大きく取り上げてまいりましたけども、元同僚だった助村議員もよく取り上げておりました。   それでは、現在、この予防接種はどういう状況なのか、お尋ねいたします。 ○議長(丸山真智子君) 徳永健康課長。 ◎健康課長(徳永康國君) 平成29年度の接種者数は1人で件数が2件。平成30年度の接種者数は2人で4件。令和元年度の接種者数は2人で5件です。 ○議長(丸山真智子君) 大西議員。 ◆12番(大西勇君) これはじゃあ、対象人数から見て何%ぐらいに当たるんですか。 ○議長(丸山真智子君) 徳永健康課長。 ◎健康課長(徳永康國君) 接種者年齢は10代ですけど、パーセントは何%かは調べておりません。 ○議長(丸山真智子君) 大西議員。 ◆12番(大西勇君) 人数だけ言っても、全体の何%が受けてるかというものが分からなつかみどころがないですね。これは、副作用があるとか、いろいろなことがあって、いろいろな異論がありまして少ないというのもありました。しかし、本当にこれ必要なものなんです。それで、HPVウイルスの予防接種を勧めるというふうに、国のほうもあってますけども、今その人数というのは、全体の接種者対象の、0.00じゃないかと、何%かに、小学6年から高校1年まで相当の女子のとなっておるということですので、相当低いし、関心を持ってないような、この志免町で、これに対してというようにも受け取られますけども、本当に大事な予防接種でありまして、私も調べた現況を少し紹介しますと、このヒトパピローマウイルスHPVはいろんな種類があり、中でも男性が90%かかるというウイルスもあるということであり、女性ばかりではないということであります。また、最近の情報では、日本で大きな議論となったこのワクチンは、女性だけの接種が前提でしたけども、イギリスでは3年前に、15歳から45歳の同性愛者の男性にもHPVワクチンを提供することを決めたということになっております。さらに、その後、少女に加えて、少女と同年代の全ての少年へのHPVワクチン接種を推奨するということになったということであります。このウイルスに対しても、町長、しっかりと対応をしていっていただきたいと思っております。   それでは、定期予防接種の話に戻りますけども、過去において、集団接種として行っておりましたけども、現在は個別接種ということで、個別に受けに行ってるという状況だと思いますけども、できれば過去3年ぐらいの、単年ごとの人数と、総額、決算額でもいいんですけども、分かったらお尋ねします。 ○議長(丸山真智子君) 徳永健康課長。 ◎健康課長(徳永康國君) 平成29年度の接種者数は、実人数で3,219人、延べ人数で1万2,003人、接種委託金額は1億639万218円です。平成30年度の接種者数は、実人数3,135人、延べ人数1万2,179人、接種委託金額が1億916万2,132円です。令和元年度の接種者数は、実人数が2,951人、延べ人数が1万1,439人、接種委託金額が1億308万4,731円です。 ○議長(丸山真智子君) 大西議員。 ◆12番(大西勇君) それでは、この定期予防接種の費用は公費負担となっておりますけども、国、県の負担というのはどうなってるのかお尋ねします。 ○議長(丸山真智子君) 徳永健康課長。 ◎健康課長(徳永康國君) 子どもの定期接種については、9割が地方交付税で国で負担されてます。県はありません。 ○議長(丸山真智子君) 大西議員。 ◆12番(大西勇君) 県の補助金とか負担金はない、交付金だけでやってるということでありますね。   今回のコロナ禍の中で、ワクチンの接種というものがいかに大事なものなのか。また、命をつなぐものだということを強く実感しておりますけども、そのおかげで、当たり前のように思っていた定期予防接種の大事さ、そして町民の皆様の健康に携わっておられる担当課の皆さんの常日頃の御苦労に改めて感謝申し上げたいと思っております。   それでは、冒頭に申しました小児がん等の治療のために骨髄移植を受けた子どもは、定期的に予防接種を受けても、その都度抗体が失われ、再び再接種が必要になるということであります。まずは、そのような子どもは全国でどのくらいおられるのか、数や増減について把握されてるのかお尋ねします。 ○議長(丸山真智子君) 徳永健康課長。 ◎健康課長(徳永康國君) 小児がんを発生した子どもや骨髄移植を受けた子どもは、3歳児健診の際に、健康課で聞き取りで把握はできております。3歳児健診の受診後に小児がんの発生や骨髄移植を受けた子どもを把握することは難しいです。平成29年度以降で、健康課で把握している対象者数は1名です。   以上です。 ○議長(丸山真智子君) 大西議員。 ◆12番(大西勇君) 全国ではどのぐらいおられますかね、これ。 ○議長(丸山真智子君) 徳永健康課長。 ◎健康課長(徳永康國君) 保健所に確認したんですけど、確認ができないと言われました。 ○議長(丸山真智子君) 大西議員。 ◆12番(大西勇君) 今、パソコンでもスマホででも何でも検索がすぐできる時代ですね。あなた自身が骨髄バンクというデータを調べたら、すぐ出てきます。これからそういうことがあったときは、そういうものを活用してやってもらいたいと思います。   このデータバンク、日本骨髄バンクのデータを検索したところ、全体では、骨髄移植者ということでは、2018年は1,214人、2019年は1,232人、2020年は886人ということで、この12年間の累計は2万4,043人ということも載っておりました。志免町は少ないですけども、それだけあまり分からない病気というか、だけどドナーは物すごいおります。うちの議員でも、もう亡くなりましたけど、吉田耕二議員は、本当に1週間ぐらい休んで、ドナーの自分が骨髄を抜いて、入院して、ドナーになったというような経歴もあります。まねしようかなと思ったけど、到底そういう痛い思いというか、二の足を踏みましたけども、そういうドナーは物すごくおりますけども、骨髄移植を受けたという方はこういう人数に今はなっております。   それでは、これも通告しておるとおり、ずっと進んでますけど、先ほども申しましたように、骨髄移植を受けた子どもは、定期予防接種で獲得した免疫がなくなり、ワクチンの効果が期待できなくなるというようなことの医学的な説明、分かりやすくで結構ですので、どういうことなのかお願いします。 ○議長(丸山真智子君) 徳永健康課長。 ◎健康課長(徳永康國君) 造血細胞移植は、がんに対して、一般的に行われる抗がん剤治療や放射線治療だけで治すことが難しい血液疾患に対して、完治を目指して行われる治療法の一つです。この造血細胞移植により、患者の体内にもともと存在する移植前に受けた予防接種により免疫を付与された血液細胞は消失し、ドナー由来の新たな血液細胞が産生されます。このため、移植後に予防接種を行い、新たな血液細胞に免疫を付与する必要性があります。   以上です。 ○議長(丸山真智子君) 大西議員。 ◆12番(大西勇君) じゃあ、町長、中間でこれまでの今の質疑応答の中で、半分ので、再接種、この要望ということについて、これ自体をどう認識されているのか、またどう感じておられるのか、その部分だけでもお尋ねいたします。御所見をお願いします。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 子どもさんの予防接種につきましては、通常は、小さいときに予防接種をして、大人になっても抵抗力がつくような予防接種をするわけですが、今言われますように、特定の疾患を患ったときに、その予防接種の効果がなくなるというようなことを、今回、一般質問におきまして、私も勉強させていただきました。本当に、よく調べてあるなと思っております。そのような状況を踏まえますと、先ほどから議員が言われますように、次に受けるときに相当の費用がかかるというようなことを踏まえると、町もそういった事例は少ないかもしれないが、そういった意味では、そういった方たちに寄り添う町としての取組が必要ではないかなという思いで、今やり取りを聞かせていただきました。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 大西議員。 ◆12番(大西勇君) 今の段階では、再接種というのがどういうものか、定期予防接種の後の再接種というのはどういうものかというのを、今、医学的にもちょっと答弁してもらいましたし、どういうものかというのを認識してもらいたいということで、また後で聞きますけども、今、課長も、こういうものは自分の言葉にして、そして説明できるというか、全部が、全議員があなたに集中して質問してるんじゃないんですから、そういう用意をしていただきたいと思います。   つまり骨髄移植をするときに、今の説明ですけども、それを受けやすくするために患者自身の免疫力を低下させる必要があると。何かから異物が入ってきたら、攻撃しようとする患者の体内におりますので、その攻撃をしないように低下させようというものがこれです。そして、そのときに、抗がん剤治療とか放射線治療でその免疫力を低くさせて、うまく骨髄移植ができるようにする、そのときに低下するのと同時に消失もしてしまう、なくなってしまうということで、抗体がなくなってしまう、予防接種した抗体が、せっかくしたのが抗体がなくなってしまう。そういうことで、再接種が必要になるというようなことだと思います。   私がなぜこういう質問するかといいますと、私が知ってる子どもさんは、2歳のときに小児がんで骨髄移植を受けたために、現在11歳ですけども、まだ再接種を受けなければならない。ちゃんと受けてきたら、後でまた質問しますけども、現在、あまり表になっておりませんけども、いろいろな難病や小児がん等で苦しんでいる子どもさんがたくさん志免町にもおられるということを、今日は認識していただきたいと思います。   それでは、少し別な角度からお尋ねしますけども、これはいいか。これは抜かそう。難しゅうなるから、課長また。次の通告は抜かします。難しい答弁になったら、またよけ分からんようになってしまう。   それでは、小児がんを中心とした、今言いましたけど、骨髄移植による治療を行って、定期予防接種で得られた免疫をなくした子どもたちも、現代医学、医療の進歩によって、7、8割という高い割合で病気が治っているということであります。しかし、定期予防接種のワクチンは公費負担となっておりますけども、冒頭に申しましたように、再接種は何の手当てもなく全額自己負担となっております。この自己負担した場合、幾らぐらいの金額になるのか、お尋ねします。 ○議長(丸山真智子君) 徳永健康課長。 ◎健康課長(徳永康國君) 造血細胞移植などを受ける年齢が高くなるほど、接種してきたワクチンの種類が増え、再接種の数も多くなります。最大で約30万円の自己負担がかかります。 ○議長(丸山真智子君) 大西議員。 ◆12番(大西勇君) 明確な答弁をありがとうございます。   現在、今言われたように、30万円ぐらい、本当に再接種でかかってしまう。みんな自己負担です。そういうものの中、それを頭に入れとってもらって、現在は、がん対策基本法など、法整備が進んでおり、社会におけるがんに対する認識も様々に変化しております。例えば、教育現場におけるがん教育の推進などは、大きな進歩だと思っております。しかしながら、がんに関連した問題のほとんどが、大人のがんが中心になっているとの指摘もあります。私も、数年前、市内のこども病院に行きましたけども、そこに入院してる子どもは、抗がん剤治療のため、髪の毛が全くない子どもや、大勢の子どもが大人と同じようながんで長期入院し、院内の中の教室で勉強するという生活を送っておりました。自分の子どもがそういう状態と思えば、決して他人事ではありません。この小児がんや難病に対する取組にも、もっと目を向けていかなければならないと、これをきっかけに思います。   一昨年、九州大学病院で、小児がんの親の会で活動される方の講演を聞くことができました。その中で、親は子どもの治療に専念するために仕事を辞めるなど、経済的に大変に厳しいものがあり、ワクチン接種については、経済的負担が大きく、ちゅうちょするケースもあり、満足に受けられない子どももいると語っておられました。私は、3年前に、このことについて相談を受けましたけども、そのときに調査して思ったことは、このことは町だけの問題ではなくて、県全体で動くべきではないかなということで、県会議員にもお願いしたことがありました。そして、昨年、県が助成制度を創設しております。この制度は、九州では福岡県が初めてということであります。   そこで、この助成制度の内容をお尋ねします。 ○議長(丸山真智子君) 徳永健康課長。 ◎健康課長(徳永康國君) 福岡県においては、造血細胞移植を受けた二十歳未満の者のワクチン再接種費用を助成する市町村に対して、その経費を一部補助する事業が開始されています。対象者は、造血細胞移植によって移植前に接種した予防接種法第2条第2項に定められた疾病に係る予防接種ワクチンの免疫が低下または消失したため、再接種を必要と医師が認める者、予防接種を受けるにおいて、本県内に住所を有して二十歳未満の者、令和2年4月1日以降の再接種であること。対象ワクチンは、予防接種法第2条第2項で定められた疾病に係る予防接種です。予防接種実施規則の規定によるワクチンであること。移植前に予防接種法実施規則及び予防接種法施行規則の規定に基づき、実施された予防接種のワクチンが免疫が造血細胞移植によって低下または消失したため、再接種の必要と医師が認める予防接種です。   以上です。 ○議長(丸山真智子君) 大西議員。 ◆12番(大西勇君) 詳しい説明ありがとうございます。   今、答弁があったように、町長、この一番の問題は、私が何を言わんとするかというのは、この県の補助事業の対象となるのは、今、課長が言った4番目の、市町村自体が助成制度を導入していなければならないということです。それであれば、助成制度を導入していれば、2分の1の補助をするというのが、昨年県で決まったということです。調べたところ、早速他の町でも導入してるところが近隣町であります。我が町においても、小児がんで骨髄移植のため、全ての抗体をなくして、何年もワクチンを再接種している子どもさんがおられます。どうか、そういう家庭の負担を少しでも軽減して、病気と闘っている子どもさんたち、せっかく助かった小さな命にしっかり寄り添っていくのも行政の仕事だと思っております。担当課におかれては、より一層、そういう子どもの調査をしながら、個人や地域の感染予防に努めていただきたいと思っております。   最後に、町長にお尋ねします。   まず、別件でお礼を申し上げます。一昨年は、重症筋無力症の難病で寝たきりになって自宅で生活している中学生の両親から、訪問入浴介護の件で相談を受けたことがあります。それまで、訪問入浴介護を週1回、公費負担でやっておりましたけども、本人にしてみれば、風呂に入るのが一番の楽しみだということで、少なくとも週に2回は入れてあげたいという相談を受け、担当課や町長に相談したことがあります。その折は、町長の英断で、週1回から週2回の訪問入浴介護ができるようになりました。その件については、本人も家族も、また対象になる皆さんも大変に喜んでおられました。しかしながら、他町では、1か月は4週ありますので、週に2回で月8回です。だけども、近隣町では、夏場は汗かく、こういうときには、週に2回以上、3回なり、それで月に10回ということ、今うちは月に8回ですけども、月に10回と2回多くやってる近隣町もあります。調べられたかどうか知りませんけども、本来は、本当に寝たきりで、風呂だけが楽しみ、介護、3人か4人来て、訪問入浴介護をされますけども、費用もかかるんですけども、週3回ぐらいは入れてあげたいというのが親御さんの思いであります。また、家族の思いであります。だけども、少なくとも月に8回あるのを、夏場だけでも月に10回という、1回多い、8月、9月ぐらいはとか、そういう近隣町が隣町に、そういう手だてをやってるところもあります。これは、通告はしておりませんけども、町長も御存じだと思いますので、ここら辺の答弁できる範囲でいいですけども、そういう訪問入浴介護について、いかがでしょうか。御所見お願いします。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) お風呂の回数につきまして、昨年、議員から相談がありまして、週に1回は非常に少ないという思いで、私も週に2回ということで英断をさせていただきました。今言われますように、夏場、非常に汗をかく時期に、近隣町で夏場は回数を増やしてるとこがあるというような話を聞きますと、本当に困っている家庭への思いやりというのは大事じゃないかなというふうに思っております。再度、近隣町も含めまして、よくよく検討させていただきたいというふうに思います。 ○議長(丸山真智子君) 大西議員。 ◆12番(大西勇君) 最後になります。   今回、何回も申しますけども、小児がん等の治療のために、骨髄移植の治療により免疫を失った子どもへの再接種、これは病気と闘う子どもたちが小さな命をつなげるためにも、大変に重要なことであります。子どもたちの穏やかな成長や安心に向けて、何よりも子どもの命と健康を守る予防医療への取組が強化されること、そして今、助成制度、県の制度も言いましたけども、助成制度を早急に導入することを強く要望して、もう近隣町では導入してるところもあります。そういうものを参考にしながら、強く要望して、最後に町長の思いと、この再接種に対しての思いと決意をお尋ねします。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 病気で苦しんでいる子どもたちに寄り添う行政は大事じゃないかなと。このことについて、一般質問後にいろいろ調査をさせていただきました。県の助成制度につきまして、町の助成がないと県の助成が受けれないということもございまして、担当課に確認しますと、予算の要求がなかったもんですから、私も県の助成制度は承知しておりませんでした。近隣を調べますと、須恵町、宇美町、古賀市が、これを導入しているという情報も聞きました。先ほどから言いますように、病気で苦しんでいる子どもたちの、また家庭の負担を考えますと、この助成制度は必要だというふうに思っております。早急に、担当課と協議をさせていただきたいというふうに思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 大西議員。 ◆12番(大西勇君) いろんなプロセスを経て決まるわけですけども、そういうものをしっかり手当てしていっていただきたいと思います。   元気な子どもの影には、いろんな難病やがんで苦しんでいる子どもたちがたくさんおられます。見えない部分でそういう御苦労している方に、しっかりと寄り添っていただきたいと思っております。   最後に申し訳ないんですが、午前中の牛房議員の言葉を借りれば、一人の子どもも置き去りにしないというような思いで、本当に難病、小児がんの子どもたちも救いの手をお願いしておきたいと思います。これで質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(丸山真智子君) 大西議員の一般質問を終わります。以上で本日の日程は全部終了いたしました。   本日はこれで散会いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~              散会 午後3時6分...